過去ログ - 無尽合体キサラギ
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112:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 21:51:34.89 ID:ksRT/02SO
ヤヨイ「第二弾?」

マミ「第一弾は旅行の準備! お菓子買ったり、荷物をカバンに詰めたり、
  準備の段階から既に旅行は始まっているのだよヤヨイくん!」

以下略



113:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 21:55:01.61 ID:ksRT/02SO
アミたちの通う学園で毎年行われる合宿。
林間学校、宿泊訓練、林間学習――学校によって呼び方は様々だろうが、
要は集団での宿泊を通して様々なことを学ぼうという学校行事の一つである。
アミたちは今まさに、その合宿所へと趣いているところだった。

以下略



114:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 21:58:33.66 ID:ksRT/02SO
が、繰り返し起こる怪ロボットによる襲撃が逆に、
人々の、主に学園に関わる者たちの考えを変えさせた。
襲い来る怪ロボットをそのたびに返り討ちにし、
また戦いを重ねるごとに対応力を上げて
被害を最小限に抑えていくキサラギと地球防衛軍の姿。
以下略



115:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 21:59:42.36 ID:ksRT/02SO
マミ「今日はこのあと山登りでしょー。それから夜はみんなでご飯作ってー」

アミ「夜はテントで寝るんだよ! それからキャンプファイヤーも……。
  うぉーーーーっ! なんか今から燃えてきたぁーーーーー!」

以下略



116:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 22:02:18.16 ID:ksRT/02SO
窓際のアミと補助席のマミは、
さぁどうぞ、とマイクを差し出すジェスチャーで同時にヤヨイの口元に手を寄せた。
双子に挟まれてインタビューされ、ヤヨイは少し照れくさそうだ。

ヤヨイ「えーっと、私はねー、えっと……はんごうすいさんかな」
以下略



117:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 22:03:31.04 ID:ksRT/02SO
アミ「あー……なんか分かるかも。
  ゲームやっててめっちゃいいスコア出しても、一人じゃ嬉しさ半減だもんね」

マミ「だよねー。やっぱ協力プレイが楽しいよね!」

以下略



118:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 22:04:57.43 ID:ksRT/02SO
それからほどなくして、皆を乗せたバスは合宿所へと到着した。
荷物を置き、施設の説明を受けている間もアミたちは退屈することなく、
目を輝かせてすべてのスケジュールを心から楽しんでいるようだった。

そしていよいよ、合宿の初めのイベント、登山が始まった。
以下略



119:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 22:06:58.81 ID:ksRT/02SO
アミもマミも、この時ばかりは怪ロボットや黒い月のことなど忘れ、
ただの中学生として受けるべき楽しみを享受していた。
だが、忘れた時に限って事は起きるというのが、世の常である。

アミが何個目かの落ちている木の実をポケットに入れようとしたのと同時、
以下略



120:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 22:08:45.14 ID:ksRT/02SO
アミたち三人は今、たまたま前後の集団から離れており、周りには人影は見えない。
しかし少し前を教師が一人歩いていたはずだ、とヤヨイは慌てて駆け出そうとする。
が、それをまた慌てた様子でマミが止めた。

マミ「待ってヤヨイっち! 先生には……ううん、他のみんなにも、
以下略



121:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 22:10:21.81 ID:ksRT/02SO
マミ「ヤヨイっちはこのままなんにもなかったフリして山登り続けてて!
  だいじょーぶ! まだ距離はあるし、バレる前にあっという間に倒して来ちゃうから!」

アミ「私たちのこと聞かれたら、テキトーに誤魔化しといてね!」

以下略



122:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 22:14:47.28 ID:ksRT/02SO
自分はアミとマミの友達――少なくともアミたちはそう思ってくれている。
しかしアミたちが自分を助けてくれることはあっても、
自分がアミたちの助けになれるようなことはほとんどない。
これで本当に、対等な友達だと言えるのだろうか。

以下略



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