136:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:46:31.91 ID:/b4L6aI9o
友達と一緒に戦えるなら――
それは紛れもなくアミたちの本心であり、その思いが無くなったわけではない。
だがアズサの言葉で改めて、
地球防衛という任務の責任の重大さと危険性を再認識させられた。
137:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:47:30.67 ID:/b4L6aI9o
ヤヨイ「ううん、考えてたの! 私、ずっと考えてたんだよ!」
マミ「ずっと考えてた……?」
ヤヨイ「うん! ニュースでこのことを聞く前から、ずっと!
138:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:49:37.74 ID:/b4L6aI9o
ヤヨイ「うん! 一緒に頑張ろーっ!
……って、まだ決まったわけじゃないんだよね。まずはテスト頑張らなきゃ!」
アミ「あっ、そっか。でも勉強とかするようなものでもないし……」
139:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:51:14.91 ID:/b4L6aI9o
翌日、ヤヨイは早速職員室に趣いた。
椅子に座ったアズサと、その正面に緊張した面持ちで立つヤヨイの姿を、
職員室の入口付近でアミとマミは遠目に見守っている。
アズサ「――そう。ご両親も、承諾されたのね……」
140:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:53:19.68 ID:/b4L6aI9o
アズサ「……高槻さん? どうしたの?」
差し出された申込書や実施要項を目の前にして
きょとんとした表情を浮かべてただ立っていたヤヨイだが、
アズサの呼びかけでようやくハッと我に返って、慌てて受け取る。
141:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:54:39.57 ID:/b4L6aI9o
誤解を解こうと慌てて弁解するヤヨイに対し、
俯いていたアズサはくすくすと笑った。
そして優しく微笑んでヤヨイを見上げる。
アズサ「確かに、あなたたちが怪ロボットと戦うことになるっていうのは
142:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:58:12.97 ID:/b4L6aI9o
それから数週間後。
アズサから手渡された封筒を、ヤヨイは震える手で受け取る。
双子やクラスメイトたちの視線を一身に受けながら封を開け、
そこに書いてある文字を食い入るように見つめた。
143:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:59:39.88 ID:/b4L6aI9o
ヤヨイ「う……うっうーーーー! やったぁーーーーーっ!」
アミマミ「ヤヨイっちーーーーーっ!」
両手を上げて大きく跳び上がったヤヨイの左右から、
144:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 21:02:12.47 ID:/b4L6aI9o
昼休みになり、ヤヨイは急いで弁当を完食して職員室へ向かった。
何も急ぐ必要はなかったのだが、自然と気が急いて仕方なかった。
もちろんアミとマミも学食のパンを胃袋に詰め込んだ後、
ヤヨイについて職員室の扉を潜ろうとしたのだが、
直接の用事のないものは外で待つように、と他の教員に入口で止められてしまった。
145:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 21:08:00.41 ID:/b4L6aI9o
アズサ「……うん、取り敢えず必要なことは全部話したかな。
ちょっと難しいところもあったかも知れないけど、大丈夫?」
ヤヨイ「は、はい! なんとか!」
146:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 21:09:13.34 ID:/b4L6aI9o
アズサの体に顔をうずめたヤヨイには見えなかったが、
近くに居た他の教員たちは目を丸くして
アズサとアズサに抱きしめられるヤヨイの姿を見ている。
しかしそんなことなどお構いなしに、アズサはそのまま続けた。
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