過去ログ - 無尽合体キサラギ
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263:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 20:37:27.78 ID:YrOpoD8To
ハルシュタイン「見限ってなどいない。最後のチャンスは、まだ続いているのだから」

イオリ「え……」

ハルシュタイン「嬉しいのだよ、イオリ。
以下略



264:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 20:42:39.87 ID:YrOpoD8To
イオリ「――っ! で、では」

ハルシュタイン「ただし」

目の色を変えたイオリの言葉を遮るように、
以下略



265:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 20:53:38.65 ID:YrOpoD8To



ハルシュタインの降伏勧告から数ヶ月が経過した。
一時は絶望を味わわされたあの未曾有の大規模攻撃を乗り越えた経験を経て、勝利を得て、
以下略



266:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 20:57:43.25 ID:YrOpoD8To
地球に巨大な傷を穿ったあの攻撃が、
「アレを二度も三度も喰らうよりはずっとマシ」と大半の地球人類たちに思わせたのだ。
つまり皮肉にも、地球に最悪のダメージを与えたあの攻撃が、
結果的にはアミたちを批判の声から防ぐ壁となったのである。

以下略



267:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 21:00:29.38 ID:YrOpoD8To
そんなマミにと並んで歩くアミの片手にも
もちろんマミと同じように袋が下げられており、
ミキに至っては両手が大量の荷物で塞がっていた。

瓦礫撤去や大規模な工事が日本中で行われている今、
以下略



268:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 21:02:11.30 ID:YrOpoD8To
ミキもアミも決して無責任なことを言っているわけではない。
キサラギとリッチェーンが修理中だからと言って任務や訓練がなくなるわけでもなく、
寧ろ大規模攻撃に関する事後処理を含む諸々の影響を受け、忙しさは増していた。
難しいことはすべて大人に任せたいというのが
まだ中学生である彼女たちの本音ではあったが、当然そういうわけにはいかない。
以下略



269:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 21:04:32.01 ID:YrOpoD8To
マミ「あっ、ちょっと待ってよミキミキー!」

アミ「っていうかミキミキ、まだ買うの?
  もう今の時点でアミたちの二倍くらい買ってるよね!?」

以下略



270:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 21:06:35.25 ID:YrOpoD8To
――それから数時間後。
繁華街から少し外れた公園のベンチには、
大量の袋に囲まれてぐったりと座る三人の少女の姿があった。

アミ「燃え尽きたぜ……真っ白な灰にな……」
以下略



271:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 21:07:53.60 ID:YrOpoD8To
マミ「うん……よくわかんないけど、今日はすごくリフレッシュできた気がする」

アミ「取り敢えず楽しかったし、それでいいよね」

ミキ「ミキ的にも今日は満足できたってカンジなの」
以下略



272:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 21:08:40.77 ID:YrOpoD8To
マミ「そんじゃ、お互いに戦利品の確認と行きますか!」

そうしてアミたちは互いの買い物袋を空けて、中身を一つ一つ取り出して確認をする。
そのたびにコメントを言い合う光景はさながら品評会のようだ。

以下略



273:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 21:11:30.39 ID:YrOpoD8To
しかし、ミキが取り出したいくつ目かのアクセサリーが、
ふいにその会話を止めた。

ミキ「あっ、このシュシュも可愛い! でも意外なの。マミもこんなの付けるんだ?」

以下略



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