317:名無しNIPPER[saga]
2017/02/04(土) 01:54:29.83 ID:4ghH70Iao
親友の裏切りに心を乱したあの時とは違う。
生きてもう一度親友に会いたいというその思いが
アミたちの思考を冴え渡らせ、即座に最適の行動を取らせた。
そうしてみるみるうちに二機は分解されていき、
瞬く間にアズサイズの機体はキサラギに取り込まれ、キサラギの一部となった。
318:名無しNIPPER[saga]
2017/02/04(土) 01:56:08.04 ID:4ghH70Iao
アミ「何!? これ、まさか…‥!」
それはキサラギの機体に何か異常が発覚した際、それを知らせる警報であった。
機体が大きく損傷した時くらいにしか聞いたことのなかったその音が
今突然鳴った理由は、一つしか考えられない。
319:名無しNIPPER[saga]
2017/02/04(土) 01:59:43.43 ID:4ghH70Iao
アミとマミはハッチに手をかけて強引にこじ開け、
転がり落ちるように中に入り、イオリの持っていた端末を奪いコードを引き抜く。
そうして液晶を確認した二人の表情が驚愕に歪んだ。
アミ「こ、これ、キサラギのデータ……?」
320:名無しNIPPER[saga]
2017/02/04(土) 02:01:27.95 ID:4ghH70Iao
イオリ「私を誰だと思っている?
全宇宙を統べるハルシュタイン軍、作戦司令イオリ。
ただ敗北するだけの結末など、受け入れるはずはない……!」
アミ「――っ!?」
321:名無しNIPPER[saga]
2017/02/04(土) 02:03:13.17 ID:4ghH70Iao
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ハルシュタイン「期待していなかったとは言え、こうなるとやはり失望は深いな」
322:名無しNIPPER[saga]
2017/02/04(土) 02:05:47.46 ID:4ghH70Iao
ああ、と短く返答したハルシュタインに敬礼を返し、マコトは背を向けて退室する。
すると扉の前で待機していたヤヨイが、待ちかねたというように隣に寄ってきた。
ヤヨイ「団長、やっと私の出番ですか? 出番ですよね?」
323:名無しNIPPER[saga]
2017/02/04(土) 02:06:15.81 ID:4ghH70Iao
今日はこのくらいにしておきます
続きは多分明日の夜投下します
324:名無しNIPPER[sage]
2017/02/04(土) 22:17:29.76 ID:qfEGdNJXo
乙です
325:名無しNIPPER[saga]
2017/02/05(日) 20:08:27.16 ID:sKfYX8RPo
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イオリの襲撃により、地球における束の間の平和が終わりを告げたその頃。
時を同じくし、地球から遠く離れた地では
326:名無しNIPPER[saga]
2017/02/05(日) 20:09:50.04 ID:sKfYX8RPo
唖然として円盤を見上げ続けるヒビキを囲んで、
アニマルロボたちも唸り声を発しながら上空を睨みつける。
タカネの声以外は一切の音もなく、円盤は空中で静止するように浮遊していた。
と、その円盤に動きがあり、ヒビキは反射的に片足を引いて警戒の構えを取る。
円盤はやはり音もなく、ゆっくりと高度を下げ、
327:名無しNIPPER[saga]
2017/02/05(日) 20:11:14.70 ID:sKfYX8RPo
しかしヒビキの逡巡は、耳元で発せられた鳴き声によって終わる。
ヒビキ「……ハム蔵……」
鳴き声の主の名を、ヒビキは呟いた。
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