492:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:16:25.12 ID:dsh5nH4HO
良かった、わかってくれた――
しかしアミたちがそう表情を緩めたその刹那、
アミマミ「っ!?」
493:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:17:56.76 ID:dsh5nH4HO
理解が追い付かない。
ミキは何を言っているのか、なぜキサラギを転倒させたのか、
何がなんだかさっぱり分からない。
分からないまま、ミキは考える時間すら与えてくれなかった。
494:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:19:26.83 ID:dsh5nH4HO
その隙にキサラギは転がるようにして距離を取り、
片膝を付いてリッチェーンに向き直った。
ミキ『あの状態から抜け出すなんて……流石だね、アミ、マミ』
495:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:20:41.10 ID:dsh5nH4HO
マミ「なに、言ってるの……? そんなことないよ! 私たちだってミキミキと一緒だよ!」
アミ「なんでそんなこと言うの!? ミキミキ!」
ミキ『だって倒すつもりなら、あの時ヤヨイと戦ってはずだよね?』
496:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:23:06.87 ID:dsh5nH4HO
アミ「そんな……! ミキミキ言ってたじゃん!
無理とか無駄とか、やってから言うのとやる前に言うのとじゃ意味が違うって!」
マミ「私たち、あの時のミキミキの言葉があったからこの一週間がんばれたんだよ!?
確かに勝てないかも知れないけど、それでも諦めずに戦うって!」
497:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:24:21.44 ID:dsh5nH4HO
ミキ『そうすればきっと、ミキたちはもっと強くなれる。
あと一週間あれば……』
マミ「ま……待って! 一週間地下に隠れるって、じゃあその間はどうするの!?」
498:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:25:25.09 ID:dsh5nH4HO
アミ「……そんなの、できるはずない」
ぽつりと呟いた声は、ミキに届いただろうか。
だがミキはそれ以上は何も言わなかった。
アミとマミの意思を確認するように黙っている。
499:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:27:20.13 ID:dsh5nH4HO
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マコト「我々を誘い出すための罠……というわけではなさそうですね。
いかがいたしましょう、ハルシュタイン閣下」
500:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:28:15.32 ID:dsh5nH4HO
ハルシュタイン「いずれにせよ、結果は同じだ……。
今すぐ出撃しようとこのまま見物しようと、な」
それは意見を求めた自分に対し、お前が決めろと暗に言っているのだとマコトは受け取った。
しばらくモニターを見つめた後、マコトはハルシュタインに向き直り敬礼した。
501:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:28:47.20 ID:dsh5nH4HO
今日はこのくらいにしておきます
続きは多分土日のどっちかくらいに投下します
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