622:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 22:17:33.60 ID:kHht+3Bto
瞬間、ハルシュタインの脳裏に蘇る。
散っていった二人が残した言葉、そして表情……。
それまで何の感慨もなく素通りしていたものが今、
改めて自身の体を巡っていく。
623:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 22:18:43.54 ID:kHht+3Bto
ヤヨイ「ですから、閣下。ずっと一緒に居てもいいですか?」
ヤヨイの問いに、ハルシュタインは答えなかった。
沈黙が続き、ヤヨイは顔を上げて改めて声をかけようとする。
しかし、それは叶わなかった。
624:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 22:21:54.63 ID:kHht+3Bto
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ハルシュタインは消えた。
怪ロボットたちも、動きを止めた。
625:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 22:25:51.51 ID:kHht+3Bto
「――ただいま」
自室に帰ったアミとマミは、誰も居ない部屋に向かって呟く。
マミの手には、小さな紙袋が端を摘まれるように持たれていた。
それを無造作に机の上に置き、二人は同時にベッドに倒れ込む。
626:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 22:27:57.44 ID:kHht+3Bto
結局ヤヨイにはプレゼントを受け取ってもらえなかった。
しかしそのことを知った二人は、特に気を落とすことはなかった。
と言うより、気持ちが上下するような精神状態ですらなかった。
地球を救えた喜び、ハルシュタインやヤヨイを救えなかった悲しみ、
627:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 22:32:04.42 ID:kHht+3Bto
マミ「これ見て! シールを剥がした跡がある!」
アミ「ほんとだ……。じゃあ、一回剥がして、貼り直したってこと……!?」
マミ「多分そうだよ! ヤヨイっち、開けてくれたんだ!」
628:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 22:34:15.40 ID:kHht+3Bto
そこにあったのは、二つの髪飾りであった。
しかし、アミとマミがヤヨイのために買ったものとは、違うものだった。
黒い、すこし大人びた雰囲気を放つそれをマミは取り出し、片方をアミに手渡す。
二人はその髪飾りに見覚えがあった。
629:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 22:37:27.77 ID:kHht+3Bto
アミはベッドに腰掛け、髪飾りを両手で握り締める。
マミはそんなアミの肩を、優しく抱きしめる。
アミ「仲直り、できたんだよね……? 私たち、もう一回友達になれたんだよね……?」
630:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 22:42:05.98 ID:kHht+3Bto
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タカネ「……おや、もう時間ですか」
631:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 22:48:05.56 ID:kHht+3Bto
地球から遠く離れた緑の惑星、アニマ。
その一画で今、賑やかな食事が始まった。
星を襲撃したもの、されたもの。
機体を破壊したもの、されたもの。
全てが一様に同じ食卓を囲むこの光景には、
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