過去ログ - 【ガルパン】マタニティ・ウォー! 最終章
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86:KASA[saga]
2017/03/23(木) 18:48:14.67 ID:nC3puLwv0
夕方になると、姉やエリカさんが、また病院に来てくれる。
それまでの一人の時間が、とても辛かった。
お母さんもお父さんも、ずっと病院にいられるわけではない。


以下略



87:KASA[saga]
2017/03/23(木) 18:48:40.72 ID:nC3puLwv0
 少し時間がたって、みほ、ベッドに横になている。だいぶん気持ちが落ちついた。しほ、そのみほの手をさすっている。




以下略



88:KASA[saga]
2017/03/23(木) 18:49:06.29 ID:nC3puLwv0
しほ「みほ。……。この話は──まほには内緒ですよ。あなたを慰めるために──しかたなく身をさばいて話を聞かせるのだと、そう理解しなさい」

みほ「?? う、うん……わかったけど……」


以下略



89:KASA[saga]
2017/03/23(木) 18:49:32.56 ID:nC3puLwv0
みほ(え、う、あ、あんまりジッとみられると、困るよぅ……)

みほ(うぅ……。)

みほ(だけど……。『私の生きた証』?『女としてこの世に生を受けた証』って──。……。……あ)
以下略



90:KASA[saga]
2017/03/23(木) 18:50:01.26 ID:nC3puLwv0
みほ「でも、私にはかまわないの?」

しほ「……。少しでも、貴方の励ましの言葉になればいいと──そう思ったのです。理解なさい。だいたいの親とは、そういうものなのです。あなたも、母親なら、……わかるでしょう」

みほ(私は、その時のお母さんの、照れ隠しのような厳しい表情がなんだかおかしくて、どうにも笑いが止まらず──)
以下略



91:KASA[saga]
2017/03/23(木) 18:50:27.28 ID:nC3puLwv0
■5日目

ずっと消えなかった筋肉痛や疲労感が、次第に楽になってきた。

おトイレは相変わらず地獄だけれど、身体はずいぶん軽くなった。
以下略



92:KASA[saga]
2017/03/23(木) 18:50:57.60 ID:nC3puLwv0
■7日目

母体の経過は順調。

このまま何事もなければ、明後日に退院となる。
以下略



93:KASA[saga]
2017/03/23(木) 18:51:32.41 ID:nC3puLwv0
 エリカさん、その後もごねるごねる。お姉ちゃんと一緒にこんこんと説得。



「エリカ、お前は大洗に何度も電話をしてくれた。だから分かるだろう。みんな、みほを待ってる。大洗も戦車道を復興させようと頑張ってる」→「黒森峰にだってみほは必要!」
以下略



94:KASA[saga]
2017/03/23(木) 18:52:55.47 ID:nC3puLwv0
■10日目〜26日目
この間も、あの子には何の変化もなかった。
はじめのうちは、淡い期待もあった。この二週間のうちに──二週間もあるのだから──きっと彼女の目も覚める。
けれど、彼女は今も、静かに眠り続けている。

以下略



95:KASA[saga]
2017/03/23(木) 18:57:09.60 ID:nC3puLwv0
■27日目

 大洗女子学園に戻る。

 黒森峰の学園艦を降りる時、以前には感じたことのない強烈な寂しさを感じた。きびすをかえして姉やエリカさんのところへ戻ってしまいそうになる。でも、たえた。
以下略



96:KASA[sage]
2017/03/23(木) 18:59:53.74 ID:nC3puLwv0
時系列ですが、
前スレの>>1の時点でだいたい9〜11月だったと脳内で決定しました。

激中、あきらかに矛盾するセリフがいくつもありますが、各人の脳内補正に期待しております。


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