162:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:42:54.46 ID:ha7ZcpN9o
鹿角聖良と理亞。
淡々と職務を遂行する二人はアライズ団の実働部隊の精鋭だ。
英玲奈に鍛えられた実力は折り紙つきで、どんな冷酷な指令も一切の疑問を持たずにこなしてみせる。
163:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:43:31.45 ID:ha7ZcpN9o
花丸「ルビィちゃん駄目ずら!こっちに…!」
善子「る、ルビィ、怪我するわよ。弱っちいんだからヨハネの後ろに…!」
ルビィ「……ううん、ルビィが…」
164:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:43:59.59 ID:ha7ZcpN9o
チッチッチ、まるっとしたフォルムのピッピの十八番、“ゆびをふる”。
それはありとあらゆる技からランダムに一種の何かを繰り出す秘技であり、運が良ければ大物食いを成すかもしれない技!
善子「おおお!!」
165:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:44:29.33 ID:ha7ZcpN9o
土壇場の意地、ポケモンたちの秘めた意外性で凌ぎ、凌ぎ…
それでも実力の差は隠せない。
絶え間ない攻撃の嵐に、三人のポケモンは徐々に疲弊していく。
とりわけ盾役のツボツボは疲弊が激しく、それを見守る花丸は痛みを共有しているかのように苦しげ。
166:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:45:03.73 ID:ha7ZcpN9o
ルビィ「ほ、ほっ…!穂乃果さぁぁん!!!」
聖良「なるほど、助けが来ましたか。けれど…ヨノワール、“ほのおのパンチ”」
『ヨ……ノッッ!!!』
167:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:45:32.96 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果「うわ、まっくら!」
声に招かれるまま一室へ飛び込み、穂乃果はまずその暗さに小さく驚く。
三人を追っている途中で停電したが、社屋廊下はすぐに予備電源に切り替わり、足元から薄ぼんやりと照らされていたので気にしていなかった。
168:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:46:38.57 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果「お姉さんたちは?」
「私たちは研究部門の社員よ。恥ずかしいけど戦う手段もないから、怖くて隠れてたの」
「知識はあっても戦うのはまるっきりでね…」
169:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:47:07.90 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果「このボール…ポケモンですか?」
「そう、このチームで研究していた子。化石から蘇らせたのよ。けど、私たちじゃ使いこなしてあげられなくて」
「君、勇敢なトレーナーみたいだからさ。個体値バツグンのこいつなら防火扉もブチ破れる。連れて行ってやってくれないか!」
170:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:47:40.49 ID:ha7ZcpN9o
…
千歌「はあ…はあっ…!ごめんねハーデリア、お疲れさま…」
171:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:48:16.09 ID:ha7ZcpN9o
千歌「エテボース!そのままダブルアタック!」
『ウキキャッ!!』
あんじゅ「立体軌道で翻弄、スピアーを叩き落とす。一撃の威力を見るに、特性は“テクニシャン”かしら?思ったよりはやるものねぇ」
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