過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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207:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:08:43.12 ID:ha7ZcpN9o
背後、駆け出した鹿角姉妹を目に、穂乃果は狙い通りと一息。
逃げたことでルビィたちが狙われる可能性はもちろん思案していた。
ただ、諸々の状況を合わせて考えれば、鹿角姉妹にとっては穂乃果とルビィたちとの二択だ。
穂乃果は鹿角姉妹の…とりわけ姉の聖良の思考力を信じ、逃げの一手を打ったのだ。
あの姉なら考え違いをせずに追ってくるはずだと。
以下略



208:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:09:11.14 ID:ha7ZcpN9o
ルビィ「だけど、残りはリザードだけで…穂乃果さん、大丈夫かな…」

花丸「る、ルビィちゃん…」

ルビィ「あっ!マルちゃん!」
以下略



209:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:09:38.83 ID:ha7ZcpN9o
花丸「ルビィちゃん、穂乃果さんたちの戦いが気になってるんだよね」

ルビィ「それは…もちろん、うん」

花丸「あ、ええと、マルが言いたいのは普通の気になってるとは少し違って…
以下略



210:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:11:26.65 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果「リザード、“えんまく”であの子たちの邪魔しちゃえ!思いっきりモクモクって!」

『ザルルッ!』


以下略



211:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:12:01.45 ID:ha7ZcpN9o
黒煙で追っ手の姿が見えにくいのは穂乃果たちにとっても同じ。
鹿角姉妹はそこを突くべく、マニューラを低い姿勢で突撃させている。
技は爪の鋭さを十全に活かせる“つじぎり”、その対象は穂乃果、狙うはアキレス腱!


以下略



212:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:12:40.30 ID:ha7ZcpN9o
二撃を防がれ、マニューラはくるりと回転着地。
身を伏したアサシンめいた挙動で煙幕の中へと退いていく。

マニューラの二撃目はあくまで牽制、いわば鍔迫り合いで、お互いに有効打は入っていない。
つまりリザードを加速させた穂乃果に一片の歩がある…が、瞬間。穂乃果のふくらはぎにひりつくような痛みが走る。
以下略



213:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:13:21.95 ID:ha7ZcpN9o
リザードの口から放たれる業火、それは社員たちに提供された技マシンの恩恵。
汎用的な炎技の中で安定性と威力のバランスが最も良い“かえんほうしゃ”。

が、それはいい。
ニトロチャージを使った時点で技マシンの可能性は姉妹の思考に含まれていて、火炎放射は想定の範疇。
以下略



214:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:13:53.48 ID:ha7ZcpN9o
聖良「小麦粉ですか…味な真似を」

穂乃果「粉塵爆発、頭の良くない私でもこれは知ってるよ。漫画とかでよく見る定番だもんね!」


以下略



215:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:14:35.69 ID:ha7ZcpN9o
素早くカードキーを滑らせ、認証音と共に開いた扉へと飛び込む!

「わぁ…」と思わず漏れる声。
そこに広がっていたのは広々とした自然の風景。
ビオトープと言うだけあって、ポケモンたちを野生に近い環境で棲息させている部屋のようだ。
以下略



216:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:15:03.90 ID:ha7ZcpN9o
諭され、妹は一歩引いた壁際へと位置を移す。
それに従い二匹のマニューラは姉の両側に立ち、聖良は穂乃果とリザードを静かに見据える。

ふと、穂乃果が尋ねかける。

以下略



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