過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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606:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:56:30.27 ID:ha7ZcpN9o
部屋の四隅には穴が開き、猛烈な勢いで催眠ガスが噴出され始めている。
だが動じず、ミュウツークローンは絶命した男の体を念波で押し潰してミンチ状へと変え、ガスの噴射口へと押し込めて塞いでしまう。


ツバサ「好。」
以下略



607:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:57:49.86 ID:ha7ZcpN9o
ポケモンはタイプを問わず、人の側で過ごすことで徐々に心を通わせていく生き物だ。
ボールに収めたまま連れ歩くだけでも、時間をかければトレーナーの人となりを知って馴染んでいく。

なら、体内ならもっと馴染むはず。

以下略



608:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:58:18.73 ID:ha7ZcpN9o
ツバサとミュウツークローンは一人を殺め、そして牢獄の王、所長の前へとその歩を進めている。
けたたましく鳴り響く警鐘、しかし誰かが来るにはまだ時が浅すぎる。

一滴の血飛沫すら残さず丸められた刑務官、四隅の穴へと押し込まれた肉塊に視線を滑らせ、所長は声を震わせる。

以下略



609:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:58:47.84 ID:ha7ZcpN9o
所長は腰へ、ボールではなく銃へと手を伸ばしている。
自身のポケモンでミュウツーに勝つことは不可能、ならばツバサを殺める方が確実!

が、無駄。
すかさず放たれた蹴りは男の手首をへし折っていて、そしてツバサは所長の首に手を伸ばす。
以下略



610:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:59:13.81 ID:ha7ZcpN9o
ツバサは既にそれへの興味を失していて、残る一人、怯えて動けずにいる新人へと目を向ける。
そして彼へ、ミュウツーの掌が向けられる。


(殺される…!)
以下略



611:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 09:00:06.61 ID:ha7ZcpN9o
上昇、戦火の風に上着の裾をはためかせ。
軽やかに両腕を振るえば、強力にして細緻なサイコキネシスが視界内の牢を一斉に開放していく!!

ツバサは部下たち、アライズ団の無数の構成員の末端に至るまで、一人一人の顔と名前を克明に記憶している。
開かれた牢から駆け出してくる面々を一人、一人と確認し、上へ。
以下略



612:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 09:00:37.51 ID:ha7ZcpN9o
「人が出てきたぞ!」
「なんだ、あのポケモン…」
「いやそれより!見ろ!あれは…!」

「綺羅ツバサだ!!!」
以下略



613:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 09:01:04.31 ID:ha7ZcpN9o
聖良(まずい、早すぎる!)


傍ら、聖良はギリリと歯噛みをしている。
底意地の悪い刑務官たちから、ツバサが捕まった時の状況は嘲りたっぷりに聞かされている。
以下略



614:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 09:01:34.50 ID:ha7ZcpN9o
問いかけを。


絵里「ずっと気になっていたけれど…この前戦った時は本当の手持ちではなかった、というわけね」

以下略



615:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 09:02:03.33 ID:ha7ZcpN9o
にこ、絵里、希。実力者の三人も、今は迂闊に仕掛けられない。
ツバサの傍らのミュウツークローンは明らかに異常なスペックを誇っている。
オハラコーポレーションからの情報ではあくまでクローン体、本物に比べれば若干能力が劣るとの話だったが、それが疑わしいほどに戦慄のオーラを放っている。

それはきっと、トレーナーのツバサと深いレベルでのシンクロを果たしているからなのだろう。
以下略



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