939:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:24:11.89 ID:ha7ZcpN9o
理亞「あっ…マニューラ!」
一、二と振り下ろす拳!!
それはメガガルーラの代名詞とでも呼ぶべき技、相手を殴りつつ自らの攻撃力を高めるオーラを纏うことのできるパンチだ。
940:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:24:40.39 ID:ha7ZcpN9o
“おにび”によって放たれる幽火は極めて特殊、相手の身を直接焼くことは出来ない虚ろの炎だ。
ただその火が相手を捉えれば、“焼けた”という結果だけを呪いとして刻み付けることができる。つまり相手はやけどだけを負う。
やけどはひり付く痛みに相手の力感を妨害する。
判を押したような言い回しをするならば、物理攻撃力を削ぐことが可能。
941:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:25:34.30 ID:ha7ZcpN9o
ルビィと理亞が視線をぶつけるその隣、千歌と聖良、二人の戦況認識は共通している。
千歌にとって最大の盾、ラッキーは倒れた。
ここからはヒードランをどう通すか、どう処理するかが勝負を分ける。
942:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:26:06.09 ID:ha7ZcpN9o
聖良(今現在発見されているでんきタイプ分類のポケモン、その中で最高の特攻種族値。伊達ではありませんね…!)
千歌「っ…くう、…ベロベルト…!」
『べ、ろおっ…!!』
943:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:26:34.49 ID:ha7ZcpN9o
ここまでの推移は順調、そして聖良は迷いなく戦場の全域へと目を置けている。
デンジュモクでもう一撃を浴びせて戦場を切り裂き、満を持し、万全を以ってヒードランの火流を放つ。
聖良(そのプランで仕留める)
944:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:27:09.23 ID:ha7ZcpN9o
千歌「させない!」
聖良「いいえ、行かせません」
945:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:27:52.00 ID:ha7ZcpN9o
『ぴっ、くし…!』
『むうまぁ…!?』
946:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:28:24.35 ID:ha7ZcpN9o
対し、理亞は格下なはずのルビィから敗北を喫している。
この世の何よりも大切な聖良からの信頼を、自分は裏切ってしまったという自失。
息を吸い、吸い、吐き方がわからない。吐かなくてはと思うのだが、頭が働かず、思考はパニックへと陥り…
聖良が、理亞へと声を。
947:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:28:51.45 ID:ha7ZcpN9o
向き直り、これで完全なる一騎打ち。
聖良は千歌へと問いかける。
聖良「そちらは今、仕掛けるべきだったのでは。隙を見せてしまったわけですが」
948:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:29:18.46 ID:ha7ZcpN9o
デンジュモクは電気を食らう。
普通の生物の背にあたる部位にはコンセントのような器官が付随していて、それを地に突き刺せば周囲から電力を強力に吸い上げることができる。
物理現象で見ればまるで意味不明なレベルでの吸引を行なっているのだが、異世界からの来訪者UBたちに常識は通用しない。
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