39: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:55:59.10 ID:Fx6XrWoP0
ソープ嬢と言うのは、ただ客を射精させるだけが仕事ではない。
プレイ前、相手の緊張を解くため、プレイ後、少しでも長い間話をして
長時間指名して貰う為に、気に入られて次回も指名が取れる様に、話術の向上も欠かせない。
40: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:56:28.95 ID:Fx6XrWoP0
施設内を歩く博士の後を付いて行くと壁一面に備え付けられた機械と、真ん中にヘルメットの付いた椅子が置いてある部屋に到着した。
椅子からは無数に太いコードが至る所から食み出て、壁の機械類に繋がっている。
41: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:56:57.47 ID:Fx6XrWoP0
なるほど、分かりやすい。
だが待ってほしい。別の世界を観測する?? それは中卒の私でも冗談ではないかと思える。
42: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:57:23.98 ID:Fx6XrWoP0
ヘルメットはバイザーの部分も真っ黒になっており外の様子が全く見えない。
ただ、博士が椅子の周りの機械を何やら操作する音だけがカチャカチャと煩い。
43: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:58:00.33 ID:Fx6XrWoP0
次第に目が慣れると、そこはかなりの広さのステージを持つ会場のようだった。
その会場で私は、天井から眺める様に見下ろす視点にいる。
44: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:58:43.35 ID:Fx6XrWoP0
混乱していると、ステージは興奮の最高潮の中、幕が下り、ステージの脇から駆け付けて来た同僚のアイドル達に
アイドルの私が揉みくちゃにされている。
一通り仲間達の手洗い歓迎が終わると、脇に立っていたスーツ姿の青年がアイドルの私に歩み寄る。
45: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:59:13.11 ID:Fx6XrWoP0
その後、休憩を挟みながら博士の指示通りに向こうの世界の私の色々な時間を観測した。
アイドルから女優を始めた25歳の時―
46: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:59:55.21 ID:Fx6XrWoP0
この光景は――、そう、初めて親とケンカして家を飛び出したあの時と全く一緒だ。
向こうの世界の私も、ただ毎日を過ごすことにイライラして、感情を逆立てて、親に当たって――家を飛び出した。
47: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 08:00:24.18 ID:Fx6XrWoP0
すると、あの時の様に、ヨレヨレのスーツを来たサラリーマンが座り込む私を見つけて、いやらしい笑顔で近寄って来る。
私はそれをただ無感情に眺めていた。
48: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 08:01:19.34 ID:Fx6XrWoP0
「あはははははははははははははっ!!」狂った様に笑い声を上げ続ける私。
余りの笑い様に異常を感じ取った博士が装置の動作を止めたほどだ。
49: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 08:01:49.37 ID:Fx6XrWoP0
何故、プロデューサーは私に声を掛けてくれなかったのだろう。何故プロデューサーは私を見つけてくれなかったのだろう。
何故プロデューサーはなぜなぜ何故何故なぜなぜなぜなぜナゼナゼナゼナゼナゼナゼ何故nazenazenaze――
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