【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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154:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:54:19.07 ID:roP5EhAm0
そのまま床に転がってのたうち回る。
ヘッドセットの向こうで大河内が何事かを言っているが、聞いている余裕はなかった。
汀(なぎさ)の鼻から一筋、血が流れ出す。
しばらくして痛みが鈍痛に変わり、彼女はうずくまって頭を抱えたまま震えていた。
ここはどこで、自分はどうしてしまったのか。
以下略 AAS



155:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:54:52.92 ID:roP5EhAm0
「な、何が……」
『君の脳に多大な負荷がかかってる。激痛はそのためだ。君は今、夢の中の世界にいる。今すぐその地点から移動するんだ』
「夢……ここが……?」

呟いて、壁により掛かりながら何とか立ち上がる。
以下略 AAS



156:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:55:19.22 ID:roP5EhAm0
『中継地点はおそらくそこだ。開いて中に入ってくれ』
「分かった」

頷いてドアノブに手をかけようとしたときだった。
チャリ……という金属音が響き、汀(なぎさ)は弾かれたように振り返った。
以下略 AAS



157:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:56:05.33 ID:roP5EhAm0
フードの中が異様に暗く、顔を見ることができない。
汀(なぎさ)は体全体を走る悪寒に耐えきれず、「彼女」が足を踏み出したのを見て、金切り声の絶叫を上げた。

「誰かがネットワークに侵入してきたと思ったら……あら、中萱君のペット」

以下略 AAS



158:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:56:55.98 ID:roP5EhAm0
チェーンソーの高速回転する刃を振りかざして、フードの化物は汀(なぎさ)に向かってそれを振り下ろした。
殺される、と目を瞑る。
しかし予想された衝撃はいつまで経っても訪れず、汀(なぎさ)は恐る恐る顔を上げ……そして目を見開いた。
自分と同じような病院服の女の子が、いつの間に現れたのか、間に飛び込んできていたのだ。
彼女は、アンリエッタと同じような巨大なチェーンソーを軽々と振り回すと、受け止めていた相手の凶器を跳ね飛ばした。
以下略 AAS



159:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:57:36.65 ID:roP5EhAm0
◇

第23話に続く

◇
以下略 AAS



160:名無しNIPPER[sage]
2017/05/23(火) 18:31:01.52 ID:6uwZxwyA0
乙です。質問どころじゃなくなってきました。後2回でほんとに完結するのかよ?日米欧合作の実写映画版のキャスティングをつい考える自分


161:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:00:24.75 ID:Eb2omwdb0
皆様こんばんは。
第23話を投稿させていただきます。

>>160
ありがとうございますm(_ _)m
以下略 AAS



162:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:01:28.76 ID:Eb2omwdb0
◇

第23話 理緒ちゃん

◇
以下略 AAS



163:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:02:11.64 ID:Eb2omwdb0
白い小さな猫だった。
どこから現れたのか、それが足元に擦り寄ってきて、ゴロゴロと喉を鳴らしながら頭を擦り付けたのを見て、小さく息を吐く。

「猫は夢の世界に生きる動物、と言うが。ここまで適正のある個体は初めてだ。君は、随分とその子に好かれているらしい」

以下略 AAS



164:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:02:51.45 ID:Eb2omwdb0
「ようこそ、俺の夢の世界に。もっと近くにおいでよ。この通りの姿だ。君に危害を加えることはできない」

硬直している汀(なぎさ)に、彼は

「ほら」
以下略 AAS



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