【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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196:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:22:16.45 ID:Eb2omwdb0
「そうだよ、私だよ。せんせのことが大好きな、私……戻ってこれた。少し体に違和感はあるけど……」
『どういうことだ……いや、良かった。本当に……』

大河内の声が少し途切れ、彼は無理矢理に意識を引き戻した調子で続けた。

以下略 AAS



197:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:22:51.54 ID:Eb2omwdb0
『理緒ちゃんが危ないのか? 私の方からは二人のことは関知できないんだ。ソフィー、なんとかならないのか?』

大河内に問いかけられ、ソフィーは歯噛みして答えた。

「あの子がいる場所は関東赤十字ではないようなの。私からも関知できないわ!」
以下略 AAS



198:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:23:36.19 ID:Eb2omwdb0
「どうするの、網原汀! どの道あのスカイフィッシュを駆除しないと、私達は戻れないわ!」

走りながらソフィーが言うと、汀は息を切らして言った。

「この通路にいるのは危険よ。通路の先……アルバート・ゴダックの夢世界に逃げ込むわ」
以下略 AAS



199:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:24:16.26 ID:Eb2omwdb0
「いっくん……みさきちゃん……」
「なぎさちゃん……良かった。精神中核をどこかに避難させてたのか……」

一貴が震える声を発する。
彼は数歩近づくと、汀に向けて手を伸ばした。
以下略 AAS



200:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:24:54.58 ID:Eb2omwdb0
抑揚のない声でそう言った岬の目を見て、汀は息を呑んだ。

「あなた、もうスカイフィッシュに……」
「やめろ岬ちゃん! なぎさちゃんは……」

以下略 AAS



201:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:25:59.33 ID:Eb2omwdb0
「理緒ちゃん、早くこっちに!」

汀の叫びを聞いて、理緒はしかし、汀の手を離した。

「え……」
以下略 AAS



202:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:26:49.07 ID:Eb2omwdb0
「スカイフィッシュ変種に……自分から変質してるの……?」

わななく声でソフィーが呟く。
数秒後、お面のような髑髏のマスクをつけた白衣姿の理緒が、軽く、迫りくるアンリエッタに向けて手を伸ばした。
その手に、大口径の拳銃が出現する。
以下略 AAS



203:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:27:26.76 ID:Eb2omwdb0
「私を置いていくの? 理緒ちゃん!」

汀の絶叫が響く。

『どうしたんだ汀ちゃ……ノイズ……ひど……通信……が……』
以下略 AAS



204:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:28:17.01 ID:Eb2omwdb0
ドパン、とものすごい音がして周囲に岬の頭部だった物体がビシャビシャと飛び散った。
銃弾に頭を破壊されたスカイフィッシュが、グラグラと揺れ……そして膝をついた。
力なく倒れた岬だったものを、血で顔面を濡らした汀は呆然と見つめた。

「嘘……」
以下略 AAS



205:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:28:52.44 ID:Eb2omwdb0
ゴトリと理緒の腕が転がった。
しかし怯むことなく、理緒は手に持った拳銃を振った。
それが出刃包丁に変化した……と思った瞬間。
彼女はアンリエッタの首を一閃した。
数秒、沈黙があたりを包んだ。
以下略 AAS



206:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:29:27.34 ID:Eb2omwdb0
汀は金切り声を上げながら理緒に駆け寄った。
そして髑髏のマスクを引き剥がして、脇に投げ捨てる。
右肩を両断され、そこから血がどんどん流れ出していく理緒の体を抱き、汀はソフィーを、そして一貴を見た。

「助けて! 血が止まらない! 止まらないよ!」
以下略 AAS



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