【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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211:名無しNIPPER[sage]
2017/05/25(木) 06:18:21.59 ID:bxWu4J4o0
理緒ちゃん…



212:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:34:52.86 ID:vhS4jR9Y0
皆様こんばんは。
最終話を投稿させていただきます。

>>210
登場人物整理や、内容についてのお話などは完結後にこのスレでさせて頂きます。
以下略 AAS



213:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:37:43.73 ID:vhS4jR9Y0
◇

最終話 目をさますよ

◇
以下略 AAS



214:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:38:26.25 ID:vhS4jR9Y0
彼にそう呼びかけられ、汀は呆然とした顔で涙を流しながら、いびつな表情で一貴を見上げた。
そして口を震わせて声を絞り出す。

「いっくん……理緒ちゃんがね……理緒ちゃんが、息をしてないの……」
「…………」
以下略 AAS



215:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:39:01.73 ID:vhS4jR9Y0
「嘘……嘘だよ……だって、だって理緒ちゃんは、ここに……」
「僕の目には、何も見えない」

一貴の言葉を聞いて、汀は力なくその場に崩れ落ちた。
その体を支えた一貴にすがりついて、汀は悲痛な枯れた声で言った。
以下略 AAS



216:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:39:42.27 ID:vhS4jR9Y0
「岬ちゃんも、死んでしまった。スカイフィッシュの力で殺された人間の精神は、もう戻ることはないからね。君の精神中核を上書きした、忠信も、多分もうこの世にはいない」
「…………」
「みんな死んでしまった。でも僕達は、行かなきゃいけない」

一貴は汀をそっと体から離し、その両肩を掴んだ。
以下略 AAS



217:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:40:45.53 ID:vhS4jR9Y0
「僕が、新しいスカイフィッシュになることがこの計画の目的だったんだ」
「え……?」

呆然とした汀に、一貴は頷いて続けた。

以下略 AAS



218:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:41:13.82 ID:vhS4jR9Y0
汀は顔を上げて一貴のことを見た。
そして引きつった顔を必死に動かし……小さく笑ってみせた。
それは、泥沼のような絶望の中でもがき、それでも這い上がれない小動物のような……そんな、必死に抗う顔。
どこか狂気をはらんだ小さな笑顔を一貴に向け、汀は無言で彼の手を引いて歩き出した。

以下略 AAS



219:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:41:46.34 ID:vhS4jR9Y0
◇

ものすごい数のモニターが並んでいた。
地平線の向こうまで続く砂丘に、同じ形をしたパソコンのモニターが突き刺さるように乱雑に並べられている。
数百……いや、数千のモニターに線はなく、どれもが真っ黒で何も表示されていなかった。
以下略 AAS



220:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:42:17.87 ID:vhS4jR9Y0
汀がそこで口を開いて、続けた。

「マインドスイープの、中枢システムね。自殺病にかかった人間は、全てここのデータラインを中継してダイブが行われる」
「そう。僕は、今からスカイフィッシュの力で、このシステムの中に隠れている元老院達の魂を殺さなきゃいけない。なぎさちゃん。君が僕を止めないと、僕はそれをする」
「…………」
以下略 AAS



221:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:42:59.83 ID:vhS4jR9Y0
そして地面を蹴り、日本刀を大上段に汀に向かって振り下ろす。
少しでもかすれば致命傷のその斬撃を体をひねって避け、汀は人間のものとは思えない反応速度で地面を蹴った。
その体が一瞬掻き消えるように見えなくなり、蹴った部分の砂丘から砂煙が上がる。
一瞬で一貴の背後に移動した汀が体を反転させて、素足を彼の後頭部に叩き込む。
凄まじい衝撃に体制を崩した一貴だったが、彼は倒れがてらもう片方の日本刀を横に凪いだ。
以下略 AAS



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