13: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/27(木) 22:32:23.75 ID:vzzIdRzq0
炎のはじける音で次に目を開くと、黒い煙で占められた車内の中で、砲手が先程の痛みを間違いなく知覚出来なくなっているのを目で見た。視覚よし。
手足の指先を曲げる。触覚、神経よし。足も動く。重度の火傷も負ってないようだ。
死んでない、と結論付ける頭も働いている。
14: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/27(木) 22:38:09.51 ID:vzzIdRzq0
姉の車輌の者が手を差し伸べ、靴越しに熱を感じながらなんとか車輌から出た頃には、草原の向こうから幾重のエンジン音とともに戦車が向かってきていた。それも我々のものとは異なるもの
「敵戦車突っ込んで来ます!T34/85が5輌……いや10輌です。デザント兵を載せています」
15: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/27(木) 22:38:44.61 ID:vzzIdRzq0
何も吐き出さぬティーガーの排気口が4人を見下ろす中、多くのデザント兵の声が響く。
言語は実に多様で、何を言っているかは分からない。
だがそれがうぉーでもウラーでもアッラーアクバルでも万歳でも結末は大差ない。
履帯の回る音が時々刻々と激しくなる。
16: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/27(木) 22:39:15.56 ID:vzzIdRzq0
ティーガーIIの両脇からT34が2輌現れ、完成した屍体を捻り潰し、1両が前方に回って自分らを囲むように止まった
17: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/27(木) 22:44:25.38 ID:vzzIdRzq0
今日はここまでです。木曜更新にするつもりです
18: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/30(日) 22:57:56.14 ID:GH7YNYU90
週二にすることにしたから更新するぞ
19: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/30(日) 22:58:26.43 ID:GH7YNYU90
RRRRRRRRR
20: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/30(日) 22:58:55.13 ID:GH7YNYU90
それでも長年の癖は抜けないもので、外で鍵を開けた後数秒無音状態を作って外に気配がないことを確かめ、出てからも左右をさっと見る
「ととっ」
21: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/30(日) 22:59:44.05 ID:GH7YNYU90
普通一科A組、ここが今日から私のクラス。
部屋の中からは友と久しぶりに会ったことによるものであろう陽気な話し声が伝わる
22: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/30(日) 23:03:00.23 ID:GH7YNYU90
次の日、今日から通常授業だ。
生き生きしている皆の様子とは裏腹に、私に話しかけようとする人は4限の終わりまでいなかった
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