461: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 22:57:42.46 ID:U2snit8u0
???黒森峰の試合はこのプラウダ対大洗戦が終わった後である。逸見エリカ率いる部隊はこの戦いで大洗を勝たせなければならなかった
決勝に大洗を連れてこい、それが学園長からの指示だった。その意味は勿論理解している。しかし彼女がここに来た理由はそれだけではなかった
462: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 22:58:32.47 ID:U2snit8u0
「に、西住さん……敵車輌が……」
左側面から当面の味方が現れてからしばらく、敵車輌が一斉に横っ腹を見せ始めた。まさに、まさにプラウダはデスバレー行きのレールに跨ってくれたのだ
463: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 23:02:09.02 ID:U2snit8u0
「撃て!撃ちながら進め!撃ち負けるなッ!」
同志カチューシャは正面へと旗をふりかざす。私からの通信なぞ気にも止めてないようだ。丘を登り尾根を目指しながらプラウダの戦車は砲撃を行う
464: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 23:02:51.63 ID:U2snit8u0
「あーんもう、命中しているのに中々止まらないっちゃ!」
3式の照準器を覗きながらぴよたんが愚痴る
465: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 23:03:17.39 ID:U2snit8u0
第74回戦車道大会公式記録
大洗女子学園犠牲者
466: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 23:04:02.86 ID:U2snit8u0
「3式撃破確認!」
「200m移動後また撃つ。装填せよ」
467: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 23:04:57.01 ID:U2snit8u0
装填と移動の完了まで少々時間があったため、後ろの物見窓から双眼鏡で外を眺める。やはり損害は大きく、煙をあげるプラウダの戦車達が視界の多くを占めた。そこから運良く生き残った者たちが車輌から這い出し、戦線を離れる
そこから先の彼女達の運命を、私は見てしまった。言葉を出すための声帯をその光景が固定した
会場の後方に1台のトラックと3人の男が見えた。恐らく同志が話を付けて呼んだNKVDの奴らだろう。一番厚手のコートを着た1人は立ったまま動かず、1人はPM1910重機関銃の後ろで膝をつき、残り1人は銃身に雪を突っ込み続けている
468: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 23:05:24.20 ID:U2snit8u0
「おやめください。十字砲火の中突撃を強行しても無駄です!今すぐ停戦をッ!それか撤退をッ!」
旗を持つ人の両肩を掴む。しかし彼女の眼光は黒森峰を見据えている
469: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 23:07:35.81 ID:U2snit8u0
トカレフTT-33、私のポケットに入っていたそれ。弾薬は僅かなれど、最悪の事態、そして接近戦での防衛に備えて持っていた、本来は使わない方がいい代物。だがやむを得ない。この結果私が死のうとも、黒森峰を倒す助けになれば
それを、私は彼女の後頭部に当てた。接触させたのは、その銃口
470: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 23:08:54.11 ID:U2snit8u0
指が、動いた
先ほどまでの砲撃に比べ今回は接射だ。外しはしない
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