611: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/10(日) 23:01:53.31 ID:E1fl5AjpO
「……念のためもう少し撃っておきますか?」
「轢きなさい。息の根を止めるなら」
612: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/10(日) 23:02:29.42 ID:E1fl5AjpO
第74回戦車道大会公式記録
大洗女子学園犠牲者
613: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/10(日) 23:04:58.87 ID:E1fl5AjpO
私がそれを見つけた時、IV号は道の片側に身を寄せ、敵が来るのを待っていた。ここに来たのは先ほどの場所にはもういられないということと、敵がこちらに誘き出される可能性が高い、というものだ
かといってパンツァーファウストがあるわけでもないし、他に直接装甲に風穴を開けてやれる兵器も持ち合わせていない。なら車長の頭でも狙ってやろうか、とささやかな期待を寄せていた。今ある唯一の銃、Stg44の銃身を強めに握り直す
614: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/10(日) 23:12:34.80 ID:E1fl5AjpO
その時、視界の右側から二本の筋がパンター目指して流れた。その内一本がパンターの側面に当たり、黒い煙が砲塔から砲身までまとわりついた
「おっ」
615: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/10(日) 23:13:08.33 ID:SASSSKiG0
「……そう。国末のことは残念だけど、猟兵が狩れたなら良しよ。6番通りの裏に回り込みなさい。私たちが勝つわ」
「ヤ、ヤボール」
616: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/10(日) 23:15:49.92 ID:SASSSKiG0
向かい合ったティーガーII。砲塔はこちら。こちらは停止状態。絶望以外の何を捉えればいいのだろう。絶望の一部を一瞬で払い、とっさに麻子は両方のレバーをそれぞれ逆に力を入れて動かし、時計回りに超信地旋回を開始させた。足回りへの被害など考える暇は無かった
しかしそれは命中を避けるものでは無かった。ティーガーIIから撃たれた88ミリ砲弾はIV号の砲塔右後部に命中した。麻子は反動で運転機器に額を強く打ち付け、背中にも大きな痛みを感じた
617: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/10(日) 23:21:10.69 ID:SASSSKiG0
「命中!」
「よし!ジャッジのコールは!」
618: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/10(日) 23:21:53.38 ID:SASSSKiG0
「……学園都市フリードリヒ地区にプラウダの大部隊が迫っている。各部隊現在の戦況を省みず、これの防戦に参加せよ」
「なっ!」
619: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/10(日) 23:23:05.24 ID:SASSSKiG0
undefined
620: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/10(日) 23:23:36.88 ID:SASSSKiG0
「……すまない、取り乱してしまったな。兎に角、現在SS装甲師団学生大隊、学園都市防衛隊学生大隊を攻め込んできたプラウダに対して送ったが、最早一部を除き壊滅、突破されている。空爆とプラウダのミサイルで結構やられたからな、数が足らん
学園長の命令で非軍属も使ってはいるが、正直使い物にならん。ただ敵の戦車を前に死んでいくだけだ
それに都市防衛の為のアハトアハト高射砲団も空爆で壊滅状態だ。ルフトバッフェもサンダースの連合航空隊に有明海で縛り付けられている。撤退中の敵爆撃機の追撃すらできん」
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