35: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:32:14.36 ID:EqlApZsio
「おや、姫様も本を買ったのですか?」
「うん、シルフが買ってくれた」
「あら、どんな本ですの?」
36: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:33:05.63 ID:EqlApZsio
本の話題が尽きたところで、エドゼルが腹を叩いて進言した。
「さてと、そろそろ腹が減ったね。
どこかで食事しよう!
37: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:33:48.40 ID:EqlApZsio
中央広場からクラフト区の関所まで長くまっすぐ伸びる大通りからやや奥まったところにその店はあった。
黄色レンガの平屋、オレンジの看板にフライハイトの店名、ただしドアに準備中と書かれた木の板がぶら下がっている。
「あれ、閉まってるのかな」
38: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:34:32.69 ID:EqlApZsio
「ほっほ、年寄りにはちと洒落っ気が強すぎかのう」
「綺麗なお店ね、全然煙たくなくて嬉しいわ」
「ありがとうございます!
39: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:35:15.60 ID:EqlApZsio
「空いているお席にどうぞ…」とウェイトレスが声を掛けて、ルイーサにメニューの説明を再開しようとした。
「おい、注文」
40: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:36:04.25 ID:EqlApZsio
「なんの騒ぎだ?」
開け放されたままの店の出入り口からコックコートを着た青年が入ってきた。
食材で膨らんだ麻袋と格好から、この店の店主だろう。
41: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:36:37.33 ID:EqlApZsio
「おい、この女、見覚えがあるぜぇ。
何ヶ月か前にここに下ろした商品だよ! 亜人だったからよく覚えてるぜ。
確か、胸に前の飼い主の焼印があったなぁ…へへへ」
42: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:38:22.33 ID:EqlApZsio
「もう、そのへんにしておきなさい」
43: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:38:51.61 ID:EqlApZsio
「…まだ続けるのなら外にしましょう。
お店に迷惑が掛かります」
44: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:39:34.21 ID:EqlApZsio
「こいつは…魔法ってやつか、初めて受けた」
「その治癒魔法の掛け方、他人にやられると妬けるなぁ…」
45: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:40:18.78 ID:EqlApZsio
「姫、あったかい…」
「そうかな?」
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