32: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/06/04(木) 16:47:41.45 ID:d9cpxBSl0
リン「いやぁー。やっと二人だけの雑用隊もいっぱしの騎士隊かぁ」
ギルドを出て宿舎へ向かう道中、リンはご機嫌そうに呟く。お飾りだとか、便利屋だとか、ただのカップルだろ見せつけかだとか言われていた日々を思い返し、彼は感慨深くなる。
アズールレーンの首都、中央区。ロイヤルや重桜などのギルドが集まり、飲食店に武器、防具、魔法の店、様々な店舗が多く立ち並ぶその区域は大陸の経済活動の中心地と言って過言ではない。
33: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/06/04(木) 16:48:14.47 ID:d9cpxBSl0
リン「どうしたんだ? なんか暗いが」
ウォースパイト「……。リンは5番隊に、騎士になって良かったと思ってる?」
34: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/06/04(木) 16:48:43.96 ID:d9cpxBSl0
で、それから数分後。
リン「おーっ、ユニコーン。ユニコーンはいい子だな、かわいいなぁ〜」ナデナデスリスリ
35: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/06/04(木) 16:49:13.71 ID:d9cpxBSl0
赤城「あらあら、お二人共仲良しで羨ましいですわ」
そして二人目。おそらく重桜からの転属であろう女性、赤城。ロングの黒髪、肩から胸の谷間まで大胆に露出した着物風なローブ。重桜ギルドの特徴でもある獣耳と尻尾。身長が高く、ローブから見えるボディーラインはメリハリがあり艶かしく、ウォースパイトから見て羨ましい限りである。
理想的な容姿の平均年齢が低く見える5番隊の面々の中で、一番大人な女性といった雰囲気。
36: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/06/04(木) 16:49:58.17 ID:d9cpxBSl0
ウォースパイト(……いや、でも彼女が戦っただとか、任務をしたとか聞いたことは無いわね……)
負傷者の回復やサポートのため後方支援をしていただとかの話は聞いていたが、5番隊は小規模。入隊はイコール前線に立つことになる。大事にされてきた彼女が、何故入隊してきたのか……考えて、ウォースパイトは嫌な予感が頭によぎる。
37: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/06/04(木) 16:50:35.60 ID:d9cpxBSl0
○
仕切り直し。威圧感を放つウォースパイトを隣に、前へ並ぶ新メンバー達へリンは挨拶を始める。
38: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/06/04(木) 16:51:04.82 ID:d9cpxBSl0
シェフィールド「ちなみに弾を精製できる知り合いの錬金術士がいますので……分かりますよね?」
リン「ごめんなさい。次からは自制します」
39: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/06/04(木) 16:51:31.85 ID:d9cpxBSl0
リン(大丈夫か心配になるな……)
相手はKAN-SEN。まともに殴り合えば自分が負けることは分かるのだが、それでも気にかかってしまう。はらはらと保護者が子供を見守るような気持ちで、彼女の自己紹介を待つ。ぬいぐるみで口元を隠していたユニコーンは少ししておずおずと口を開いた。
40: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/06/04(木) 16:52:38.18 ID:d9cpxBSl0
赤城「重桜ギルドからの命令で転属となりました赤城と申します。指揮官様、皆さん、これからよろしくお願いしますわ」
ゆっくりと落ち着いた口調で赤城が名乗る。やはり別ギルドからの転属。協力関係を分かりやすく知らしめるための、ロイヤルギルドの顔である騎士隊への配属か。単純な協力ならまだいいが、スパイだとかギルドの調査、ギルド同士の争いに巻き込まれているのだとしたら厄介だ。
今は何も分からないが、何らかの意図があることは間違いない。
41: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/06/04(木) 16:53:11.28 ID:d9cpxBSl0
ウォースパイト「なにやってるの指揮官! いきなり機密事項が漏れてるじゃない! これ聞いた私達も赤城も、二つのギルドすらも気まずいわよ!」
リン「いやだって素直に白状すると思ってなくてだな……。カマかけくらいの気持ちで言ったんだぞ?」
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