魔王「まずはいちご100%からだな」側近「随分と懐かしい作品ですね」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:05:33.92 ID:UnLhG+kGO
週刊少年ジャンプ。
週刊少年サンデー。
週刊少年マガジン。

週刊少年誌において、常日頃から目にする機会が多いのはもっぱらこの3誌であろう。
それぞれ集英社、小学館、講談社より刊行されている息の長い週刊誌であり、この大手出版社が世に出す漫画は後世まで記憶に残る名作が豊富に存在している。

その中でも特に私の嗜好はラブコメディに傾倒しており、そのジャンルにおいて各週刊誌から1作品ずつ挙げていく。

「もう。魔王様ったらまた漫画ばかり読んで」
「よいではないか。心の潤いが必要なのだ」
「はいはい」

申し遅れたが、私はとある異世界に君臨する魔王であり、勇者との血で血を洗う苛烈な戦いの日々に疲れた時は、こうして世界を跨いで配下の稼いだ金で漫画を読み漁るニート生活を満喫している自堕落な者だと明かしておく。
何ぶん、ニート歴が長いもので、若者にとっては古臭い作品かも知れないがそれでも構わないのならばこの独り言に付き合って貰いたい。

さて、それでは早速本題へと移ろう。
勿体ぶるつもりはないので、先にこれから紹介する作品のタイトルを紹介しておく。

いちご100%
ハヤテのごとく!
魔法先生ネギま!

完全に独断と偏見により選別した後世に残るであろうこの3つの名作について、語らせて貰う。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:07:50.78 ID:UnLhG+kGO
「まずはいちご100%からだな」
「随分と懐かしい作品ですね」
「まさに温故知新と言えよう」

いちご100% とはかつて週刊少年ジャンプにおいて連載されていたラブコメの代名詞とも呼べる名作であり、主人公は偶然目撃したいちごパンツが忘れられず、そのパンツを頼りにヒロインを探して様々ないちごパンツ娘とエンカウント、攻略していく学園ラブコメディーである。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:11:24.51 ID:UnLhG+kGO
「次はハヤテのごとく!」
「三千院ナギお嬢様推しですね、わかります」
「ちがわい! 私は桂ヒナギク一筋だ!」
「どっちもどっちじゃないですか」

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:14:11.39 ID:UnLhG+kGO
「最後はネギまを紹介するぞ! 予め言っておくが、私はエヴァンジェリンが大好きだ!」
「魔王様はエヴァンジェリン・A・K・マグダウェルと同じく金髪のロリ吸血鬼ですからね」
「ロリは余計だ!」

最後に紹介するのは魔法先生ネギま!
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:15:43.85 ID:UnLhG+kGO
「おや? もう戻られるのですか?」
「もうそろそろ勇者が城に攻めてくる時間だ」
「会いたくなったのですね、わかります」
「ち、ちがわい!」

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:17:18.35 ID:UnLhG+kGO
引き続き、魔王モノのオリジナル作品を投稿します。
本編とは一切関係ありませんので、悪しからず。

それでは以下、おまけです。


7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:18:20.71 ID:UnLhG+kGO
「勇者になんかなりたくないんだよなぁ」

幼い頃に読んだ物語に登場する魔王に憧れた私は、魔王が主人公のRPGを探し求めたのだが、生憎とそのようなニーズは世間様は求めていないらしく、これだというものに出会えないでいた。

「まあ、世の中そんなもんだよね」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:19:49.70 ID:UnLhG+kGO
「ああ……どの勇者も捨てがたい」

寝る間を惜しんでレベルを上げて、ゲームスタート時に受け取ったユニークスキルのおかげもあって、私はすぐさま魔王としての頭角を現し、最強プレイヤーの一角に数えられた。

勇者側、魔王側のプレイヤーからも一目を置かれ、ついに大魔王の座を手に入れた私は数多の勇者と対決し、悦に浸っていた。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:22:51.35 ID:UnLhG+kGO
「次はあの初心者にしよう」

ゲームの売り上げは好調で、毎日ひっきりなしに新しいユーザーが新規アカウントを作る。
それは魔王側からリアルタイムで確認することが可能で、始めて間もない新米勇者の元に突如現れし絶対悪として洗礼を与えるのが魔王のお約束である。

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:24:35.34 ID:UnLhG+kGO
糞の王。
糞魔王。
大便王。
脱糞王。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:28:19.77 ID:UnLhG+kGO
「サービス終了のお知らせ、か……」

瞬く間に歳月は流れ、オワコンとなった。
類似のゲームが世の中に出回り、飽きられたというのも理由のひとつだが、この私の存在によってユーザーが減ったことは否めない。

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:30:00.64 ID:UnLhG+kGO
「ほう? 私の力が効かぬか」

勇者は動じなかった。ただ静かに佇んでいる。

「随分とレベルを上げたようだな」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:31:55.03 ID:UnLhG+kGO
「あんたに俺の気持ちがわかるか?」

腹痛に喘ぐ私を見下して、勇者は吐き捨てた。

「糞の魔王と似た力を使うに使えずに、最弱と呼ばれ続けたこの俺の気持ちが、わかるか?」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:34:21.15 ID:UnLhG+kGO
「ひとつだけ、聞かせてくれ……」
「なんだ?」
「貴様は我が力をレジスト出来るのか?」

便意に喘ぎながら、私は勇者に尋ねた。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:35:43.84 ID:UnLhG+kGO
「ふぅ……愉しかった」

輝く吐息と共に悦を全て吐き出して。
氷漬けとなった勇者の氷像を撫でる。
その尻の部分にはたしかに膨らみがあった。
以下略 AAS



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