まほ「まさか、みほと入れ替わってしまうとはな……」
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3:名無しNIPPER[saga]
2018/08/31(金) 19:11:24.91 ID:33mytLdE0

エリカ「……」

 問われて。

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2018/08/31(金) 19:11:50.10 ID:33mytLdE0
エリカ(それは、正しい。私の戦車道力は4000……隊長の戦車道力5000には届かない)

 戦車道力の差――如実に表れる数値の差は、如何ともしがたい。

 同じ回数だけ殴り合えば、まほよりエリカの方がダメージを負う。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2018/08/31(金) 19:12:17.49 ID:33mytLdE0
まほ「そのPS、見るのは久しぶりだな。お前が一年にしてレギュラーを勝ち取った時以来か?」

エリカ「ええ。そして、今度はその子を貰い受けます」

まほ「お前は副隊長で、私は隊長だ。その意味をよく考えろ」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2018/08/31(金) 19:12:43.43 ID:33mytLdE0
まほ「……やれ、小梅」

エリカ「なっ、がっ!?」

 まほの呟きに反応して振り返るよりも早く、エリカの口に背後から枷が嵌められる。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2018/08/31(金) 19:13:12.37 ID:33mytLdE0
 2時間後。西住まほは大洗女子学園の校門をくぐっていた。手にはみほ入りのトランクがしっかりと握られている。

 校庭ではアヒルさんチームがバレーをしていたり、風紀委員たちが何かのテントを建てようとしていたり、アリクイさんチームがスマホ片手にうろうろしていたりしていた。

 この光景も、『西住みほ』にとっては今日で見納めになるわけだが。まほはふっ、と口元に薄い笑みを浮かべた。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2018/08/31(金) 19:13:52.50 ID:33mytLdE0
 次の瞬間、風紀委員が設営しようとしていたテントが吹き飛んだ。

まほ(この砲声――V突!?)

 舞い上がった白幕の下から現れたのは、カバさんチーム操るV号突撃砲。マカロニ作戦ドライ。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2018/08/31(金) 19:14:18.09 ID:33mytLdE0
杏「手荒でごめんねー、西住ちゃん――の、お姉さん」

まほ「……最初から、全て御見通しだったというわけか」

 不敵な笑みを浮かべる角谷杏をまほが睨む。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2018/08/31(金) 19:14:44.99 ID:33mytLdE0
杏「んー、だからさー。無理なんだって。西住ちゃんは転校届をださないし、こんな状況で私たちが受理すると思う?」
 
まほ「思わないが、なに、単純な話だろう?」

 困ったように笑う角谷杏に対し、まほは無表情のままその論理を告げた。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2018/08/31(金) 19:15:34.11 ID:33mytLdE0
 瞬間、大洗学園艦が跳ねた。

 浮遊感と共に、その場にいる全員の足が地を離れる。彼女たちの平衡感覚が、地面が跳ねあがったのだと告げていた。さながら、シーソーの片側に何かが飛び乗った様に。

 もしもこの瞬間、全ての状況を俯瞰できる者がこの場にいたのなら、そのシーソーの力点が、まほの放ったジャケットであることを知っただろう。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2018/08/31(金) 19:16:14.86 ID:33mytLdE0
 角谷杏は口を開いた。何か、言葉を紡ごうとした。具体的に何を言うつもりだったのかは、本人にすら分からなかったが。

 だが彼女の声帯が震えるよりも早く、角谷杏の前に立ちふさがる背中がある。

桃「それ以上の狼藉は控えて貰おうか」
以下略 AAS



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