ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:28:09.69 ID:kNKMPaOnO
とはいえ、ハリー・ポッターは別だ。
彼はクラッブやゴイルとは全然違った。
少し痩せすぎだけど、可愛い顔をしている。
そして何より、どことなく物憂げで儚い。
そんな表情に、自分と通ずるものを感じて。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:29:43.51 ID:kNKMPaOnO
「ど、どうして家来になってくれないの?」
「僕には君に従う理由がないからね」

面食らって尋ねると、さらりと回答された。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:31:32.65 ID:kNKMPaOnO
「あの噂って、本当なの?」
「噂? ああ、闇の帝王がどうのってやつ?」
「偉大な闇の帝王を本当に打ち負かしたの?」
「ヴォルデモートは偉大なんかじゃない」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:33:16.55 ID:kNKMPaOnO
「あなたは傲慢なのね」
「君ほどじゃないさ」

率直に所感を述べると、即座に言い返された。

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:34:48.37 ID:kNKMPaOnO
「ねえ、さっきの人たちだけど……」
「ロンとハーマイオニーのことかい?」
「あまり、親しくなるのはお勧めしないわ」

ドラ子は不思議だった。完全に無意識である。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:36:31.61 ID:kNKMPaOnO
「なんで血統の重要性を理解してくれないの」
「純血だったら魔法を上手く扱えるのかい?」
「そりゃあ、もちろん……」
「でもハーマイオニーは僕の眼鏡を直したよ」

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:38:44.98 ID:kNKMPaOnO
「なんでまた泣くかな……そんなに怖かった?」

先程の迫力が嘘のようになりを潜めたハリーは困った顔をして、ドラ子の背中を撫でている。

彼は別に顔が怖いわけではなくむしろ可愛い。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:41:00.35 ID:kNKMPaOnO
『うーむ。これは難しい……どうしたものか』

ホグワーツに着いて早々、儀式が始まった。
帽子が決定する、恒例の組み分けの時間だ。
ホグワーツのクラスは各学年ごとに4クラス。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:43:43.24 ID:kNKMPaOnO
「もし良ければ、隣に座ってもいいかな?」
「ふぇっ……は、はい。どうぞお掛けください」

ドラ子は目の前の光景が信じられない。
ハリーは両親をあのお方に奪われた。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:46:05.11 ID:kNKMPaOnO
「吾輩がスリザリンの寮監のセブルス・スネイプである。授業は魔法薬学を担当している」

宴の後、新入生達はこれからの学校生活で家となる寮へと向かい寮監の教授の訓示を頂いた。

「本日より栄えあるスリザリンの寮生となった諸君らにわざわざ言う必要はないとは思うが、校則を破った者は速やかに実家へと送還する。さて、何故吾輩がそんな分かり切った説明をしているかと言えば、それはひとえに……」
以下略 AAS



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