前川みく「慌ただしい一日」
1- 20
7:名無しNIPPER
2026/02/22(日) 21:30:06.47 ID:g2DVH8wF0
そのまま助手席に乗り込み、シートベルトを締める。
エンジンがかかり、車はゆっくりと動き出した。

「そういえばさ」

以下略 AAS



8:名無しNIPPER
2026/02/22(日) 21:31:02.64 ID:g2DVH8wF0
「でさー、せっかく時間あるし、バッティングセンターとかどう?」

ハンドルを握ったまま、友紀チャンが軽い調子で言う。

「……それ、友紀チャンが行きたいだけでしょ」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER
2026/02/22(日) 21:32:01.41 ID:g2DVH8wF0
次の行き先をどうするか考えていた車内で、友紀チャンが前を向いたまま言った。

「じゃあさ、映画とかどう?」

その言葉を聞いた瞬間、頭の中で、さっきまでの猫カフェの余韻がすっと引っ込んだ。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER
2026/02/22(日) 21:33:00.10 ID:g2DVH8wF0
映画館を出て、外の明るさに目を細める。
少し歩いてから、友紀チャンが口を開いた。

「面白かったね」
「うん、面白かった」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER
2026/02/22(日) 21:33:40.03 ID:g2DVH8wF0
昼どきのファミレスは混んでいて、少し待ってから二人席に案内された。
向かいに座り、メニューを見て、どちらも無難なセットを選ぶ。
料理を食べ終えたころ、友紀チャンが何気なく言った。

「このあと、ちょっと買い物頼まれててさ。つきあってもらっていい?」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER
2026/02/22(日) 21:35:40.06 ID:g2DVH8wF0
ファミレスを出たあと、車で商店街まで来た。
駐車場に停めて、そこからは歩き。
友紀チャンはスマホを見ながら進んでいて、私はそれについていくだけだ。
しばらくして足を止めた友紀チャンが、ひとり言みたいに言った。

以下略 AAS



13:名無しNIPPER
2026/02/22(日) 21:36:06.80 ID:g2DVH8wF0
店主さんはさらに調子に乗る。
「ビールに合わせるならこれだね」
「焼くだけでいいし、間違いないよ!」

(色々話は聞いてるけど……)
以下略 AAS



14:名無しNIPPER
2026/02/22(日) 21:36:44.56 ID:g2DVH8wF0
魚屋を出た瞬間、鼻につく魚の匂いが薄れていく。
それだけで、少し肩の力が抜けた。
そのまま商店街を歩いていき、最初に入ったのは八百屋さんだった。

「リンゴ、山形県産でお願いします」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER
2026/02/22(日) 21:37:38.49 ID:g2DVH8wF0
ホビーショップで、ぴにゃこら太。
ドラッグストアで、栄養ドリンクとスポーツドリンク、それから湿布。

(まだ、あるんだ……)

以下略 AAS



16:名無しNIPPER
2026/02/22(日) 21:38:17.01 ID:g2DVH8wF0
車内は時間が止まったみたいだった。
怒りはもう残っていない。ただ、さっきまでの空気が、そのまま沈殿しているだけだった。
謝るほどでもない。
でも、何事もなかった顔で話しかけるのも、違う気がする。

以下略 AAS



21Res/20.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice