過去ログ - 唯「ボディがお留守だよ!」
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918:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:14:58.69 ID:d/AIbhsAO
紬「こんにちは。唯ちゃん」

唯「わおっ。今日はムギちゃんだー」

 日が沈みかけた頃に紬は唯の病室に訪れた。
以下略



919:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:15:25.75 ID:d/AIbhsAO
 両手を上げて眼をきらきら輝かせる。

紬「喜んでくれて嬉しいわ。本当は部室で五人一緒が良かったんだけどね」

唯「入院ティータイムもまたおつなものですよ。なかなか粋な計らいですなぁ」
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920:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:15:56.76 ID:d/AIbhsAO
唯「開けても良い?」

紬「うん、一緒に食べよ」

 紬が言い終える前に唯は既に包装に手をかけている。
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921:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:16:24.75 ID:d/AIbhsAO
唯「えへへ……。ずっと見られたら恥ずかしいよぉ」

 ずっとこの笑顔が見たいから。
紬にとっての闘う理由はそれだけで充分だった。
だからこそ紬は唯を奪還した今となっても決して気を抜かない。
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922:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:16:53.18 ID:d/AIbhsAO
唯「変なムギちゃん」

 怪訝な言葉を吐きながらも唯はとても嬉しそうだった。
紬が唯に他の者には無い癒しを感じるように、唯も紬に対して同じ感情を抱いていた。

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923:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:17:25.19 ID:d/AIbhsAO
純「ようはこの二人を片付ければ良いんでしょ? サクッとやっちゃおうよ」

 純はからからと笑い、紙コップに入ったオレンジジュースを啜った。

梓「もうっ、そうやって油断してると足元掬われるよ?」
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924:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:17:58.61 ID:d/AIbhsAO
梓「純はそういうのに疎いからね。こっちの人は使う武器が同じだけあって澪先輩も一目置いてたみたいだよ?」

 文恵の写真を指でなぞり、額の部分を小突く。

純「今となっては、って感じだけどね」
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925:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:18:41.02 ID:d/AIbhsAO
 取り留めの無い会話が数分続いた頃だろうか。
彼女は何の前兆も無く、あまりにも自然な形で現れた。

純「っ!」

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926:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:19:23.38 ID:d/AIbhsAO
純「あはは……。凄い、凄いよ梓。何であの人あんなになってるの?」

 戦慄と歓喜が入り交じった複雑な表情。
一人で受付に注文する文恵の後ろ姿を見ながら、純は拳を震わせた。

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927:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:20:03.27 ID:d/AIbhsAO
 純は間違いなくこの場で闘いを始めるつもりだ。
瞬きの瞬間にこちらに背を向けている文恵に一発しかける事すら辞さないだろう。
 梓はそれを何としてでも避けたかった。
闘気という概念をまだ朧気にしか把握していない彼女でも分かる。
何の考えも無しに文恵に挑むのは余りにも早計過ぎる事を。
以下略



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