過去ログ - 唯「ボディがお留守だよ!」
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928:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:20:33.70 ID:d/AIbhsAO
梓「あ……」

 外れろ──。
 その一瞬の間に何度心の中で呟いたことだろうか。
しかし現実は無情にも梓の願いは聞き入れず、紙コップの中の氷は丁度文恵の頭上で撒き散らされた。
以下略



929:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:21:01.70 ID:d/AIbhsAO
 純の砕けた口調に眉一つ動かさない。
文恵は純と梓を暫く見つめると、レジに向き直った。

「こ、こちら……三点で六百三十円になります」

以下略



930:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:21:29.97 ID:d/AIbhsAO
文恵「ここ、良いかな?」

純「どうぞ」

 文恵の呼び掛けに純は椅子を引き、文恵の方に向けた。
以下略



931:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:21:58.63 ID:d/AIbhsAO
 梓は間近で木村 文恵という人間を観察してみて、『辻斬り』という通り名はあまりにも不釣り合いだと思った。
 体格に恵まれているわけでもなく、容姿も辻斬りを連想させるような恐ろしさは無い。
二つ結びにしてある赤茶けた髪と幼い容姿が相俟って、むしろとても可愛らしく見える。

文恵「……私の顔に何かついてる?」
以下略



932:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:22:28.04 ID:d/AIbhsAO
純「…………」

 純は忙しなく身体を動かし、しきりにテーブルを指で小突いている。
 いつでも来い。
 そんな純の心の声は梓にも伝わった。
以下略



933:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:23:23.11 ID:d/AIbhsAO
純「え?」

梓「はい?」

 文恵は刀を鞘ごと壁に立て掛けた。
以下略



934:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:23:55.89 ID:d/AIbhsAO
 さっき釣り銭丸ごと募金してただろうに、純はそう思ったが口を閉ざした。

梓「純、ちょっとトイレ行かない?」

純「っ! 行こう! 直ぐ行こう今直ぐ行こう!!」
以下略



935:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:24:32.53 ID:d/AIbhsAO
純「何あれ?」

梓「私が知りたいよ。ていうか純は後先考えずに動き過ぎ」

 トイレのドアを閉めると同時に純が口を開き、梓はいつもの呆れた調子で答える。
以下略



936:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:26:06.66 ID:d/AIbhsAO
ねもい何も浮かばない
そんなノリ


937:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/05(火) 00:44:34.69 ID:i1fcaMEJo



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