過去ログ - 御坂「名前を呼んで
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4:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/05(水) 21:46:26.90 ID:fTbLwVYo
と、そんな彼女のコーディネートだからそこについては不安ではないのだが、やっぱり自分に似合っているのかとか心配になってしまう。
私は立ち上がり、すぐ目の前の店のディスプレイを覗く振りをして大きなガラスに自分の体を映す。

曇り一つ無いガラス板には見慣れない服の上に乗った見慣れた顔が映っていた。
以下略



5:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/05(水) 21:47:22.19 ID:u5zG2Rgo
期待


6:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 21:48:51.14 ID:fTbLwVYo
そんな感じにもやもやを抱えて一人でぎゃわーってやってると周囲の目が自然と私に向けられる。
唐突に我に返ってそれを自覚し、誤魔化すように私はショーケースの中を作り笑いで眺める。

今になって気付いたけれどジュエリーショップだった。
当然のようにそこにはネックレスやらペンダントやらがきらきらとしていて、その中には言うまでもなく指輪が一番目立つ位置に配置されている。
以下略



7:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 21:52:11.60 ID:fTbLwVYo
「っっっ――!!」

せっかく取り戻した平静は紙切れのように吹っ飛んでいった。

思わず声を出さなかっただけマシなのかもしれない。
以下略



8:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 21:53:28.01 ID:fTbLwVYo
「………………は?」

確かにアイツは私を見て、目が合った。
なのにアイツは、そのまま視線を別の方に向けてしまった。
顔色一つ変えず、まるで私を無視するように――。
以下略



9:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 21:56:02.41 ID:fTbLwVYo
「いきなり何しやがんだビリビリ中学生っ!」

あ、またそんな呼び方するの。ふーん。
……なんて落ち着いた感じにあしらう事もできず、私は反射的に口を開く。
以下略



10:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 21:59:18.08 ID:fTbLwVYo
でもアイツは私の様子になんか一切気を配る事なく言葉を続けた。

「すまん。いつもと違う格好だから分からなかった」

……ああ、なるほど、ね。
以下略



11:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 22:01:01.87 ID:fTbLwVYo
「な、なんだよ」

「ううん。べっつにー?」

私はいつになく浮かれた気持ちで、後ろにステップを踏むように少し離れる。
以下略



12:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 22:06:38.11 ID:fTbLwVYo
(……あれ?)

何かすっごい嫌な感じが背筋を過ぎったような。

そう。私が今日の事を言ったのは紛れもなくつい昨日の事で、
以下略



13:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 22:12:20.74 ID:fTbLwVYo
そうか。学校からそのまま来てくれたんだっけ。そりゃあご飯食べるヒマもないわよね。

よくよく考えてみれば私も昼食を食べていない事に気付いた。
そう意識した途端に耐え難い虚無感が私の内側から苛み始めた(意訳:おなかすいた)。
以下略



14:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/05(水) 22:41:57.74 ID:8OxpUgDO
やばい もうイきそうだ


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