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2011/01/08(土) 20:25:40.46 ID:JeVAPgDO
「……はぁ、まぁ。最近いきなりの頭痛、吐き気、発熱があるんです。突発的に起きて、ちょっとしたら痛みも熱も治まるんですけど」
「ふむ」
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2011/01/08(土) 20:28:04.29 ID:JeVAPgDO
上条がこうして自分から病院に赴くのは初めての事だった。以前の上条の事は知らないが、自分の知る限り病院に来る時は包帯やら何やら巻かれて見慣れた病室で目を覚ますというのが彼のパターンで。いつもお世話になっている冥土帰しに診てもらえるかどうかが懸念だったが、そこは杞憂だったらしく、胸を撫で下ろしていた。
「……はぁ、明日から飯どうしよう」
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2011/01/08(土) 20:31:58.55 ID:JeVAPgDO
「どこか調子が悪いのですか?とミサカは心の底から心配します」
あの絶対能力進化実験の被害者の一人である、検体番号10032号と呼ばれる少女はじっと上条の目を見つめた。その目は本当に心配そうに上条を見つめており。
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2011/01/08(土) 20:43:47.58 ID:JeVAPgDO
御坂妹と話す内容は割りと決まっている。御坂妹の飼い猫である「いぬ」か、彼女のオリジナル、美琴の話であった。
「最近お姉様とどうなのですか?」
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2011/01/08(土) 20:48:50.73 ID:JeVAPgDO
冥土帰しは顎に手を当て、数秒間テーブルの上の診断書とレントゲンに視線を向けたまま、じっと静止していた。
──……難しい病気とかなのだろうか。
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2011/01/08(土) 20:50:17.61 ID:JeVAPgDO
「とりあえず薬出して置くからこれ飲んで今日は早目に休むように」
「風邪、ですか?」
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2011/01/08(土) 20:52:01.37 ID:JeVAPgDO
「ただいまー」
「遅かったね、とうま」
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2011/01/08(土) 20:54:15.09 ID:JeVAPgDO
「美味しかったんだよ、ご馳走さま!」
炊飯器の中身を空にして、満足そうに笑顔を振り撒く。
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2011/01/08(土) 20:57:23.10 ID:JeVAPgDO
「くぁーいい湯だな」
湯船に浸かり身体を癒す。それにしてもインデックスが家事だなんて、珍しい事もあるもんだ。自然と口ずさむ鼻歌が彼がいかに機嫌がいいかを物語っていた。
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2011/01/08(土) 20:59:22.22 ID:JeVAPgDO
「(ち……くしょう……!)」
失念していた。今日は比較的調子がよかったからか、症状は出ないと思っていた。
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2011/01/08(土) 21:00:41.87 ID:JeVAPgDO
『とうま!!』
「……ぉ、おう。どうした?」
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