過去ログ - とある夏雲の座標殺し(ブルーブラッド)
1- 20
2:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 00:02:40.50 ID:afA5KsAO
結標「――貴女、名前は?」

姫神「――秋沙。姫神秋沙。貴女は?」

結標「――淡希、結標淡希」
以下略



3:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 00:03:39.58 ID:afA5KsAO
結標「(…コーヒーくらい淹れてあげるべきかしらね。雨に当たっちゃったみたいだし)」

などと考えながら瞼を開く、するとそこには―――

姫神「………………」
以下略



4:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 00:06:16.10 ID:afA5KsAO
〜数ヶ月後…第七学区・窓のないビル跡地〜

結標「兵共が夢の跡…って言うのかしらね?こういうの」

海原「この国ではこういうのを“形ある物はいつか壊れる”って言うんじゃないですか?」
以下略



5:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 00:07:15.08 ID:afA5KsAO
結標「どうする…って」

上層部に囚われていたかつての仲間達は既に少年院の特別房より自由の身となった。
同時に結標の負っていた肩の荷も降り、言わば軽い虚脱と大きな安堵の狭間に揺られていた。
以下略



6:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 00:09:40.80 ID:afA5KsAO
〜第七学区・とあるファーストフード店〜

結標「本当にこれからどうするのよ…」

解散後、結標淡希は一人ファーストフード店にて注目の出来上がりを待つ列に並んでいた。
以下略



7:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 00:10:36.14 ID:afA5KsAO
結標「―――貴女」

山のように堆く積み上げられたハンバーガーの包装紙、一人ドリンクバー状態のテーブルに…顔を突っ伏している少女が一人。

結標「…何やってるのよ。こんな所で」
以下略



8:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 00:12:32.78 ID:afA5KsAO
〜第七学区・ファーストフード店〜

結標「女子寮を追い出された?」

姫神「追い出されたと言うより。焼け出された」
以下略



9:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 00:13:42.54 ID:afA5KsAO
姫神「もう。小萌の。小萌先生の世話にはなれない。私の他にも。焼け出されて行く所がないクラスメートが頼ってる。これ以上迷惑はかけられない。だから」

だからやけ食いしていたのだと言う。幸い他の学区は戦火がほとんどなかったため食料や物資の搬入や流通には滞りはないが、住宅事情や避難所はパンク寸前の有り様だ。

結標「…他の学区に移るなり、ほとぼりが冷めるまで実家に帰る手はないの?」
以下略



10:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 00:14:31.37 ID:afA5KsAO
結標「――もし、行く所がないんだったら」

柄でもない。らしくもない。我が事ながらありえないとも思う。しかし

結標「私の余ってる部屋、使う?」
以下略



11:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/07(金) 00:16:43.84 ID:afA5KsAO
>>1です。
本日の投下はこれにて終了となります。ユルユルとしたペースになりますがよろしくお願いいたします。

では失礼いたします。おやすみなさいませ…


12:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/07(金) 00:23:35.92 ID:SyHoyEDO
百合作品にはあまり期待してないがとりあえず支援


834Res/821.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice