583:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:44:16.42 ID:p/ocpvSSo
と、そこでダウンロード中のデータが更新された。
ピピピと機械音が雑居ビルに小さく響くと、ケイトがモニタに映し出された文字を目で追っていく。
音を聞いたベティもついついモニタに目をやってしまう。
584:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:45:14.85 ID:p/ocpvSSo
「油断は禁物だな…」
「そうだな…俺にもそいつの経歴しっかり見せてくれ」
585:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:47:10.21 ID:p/ocpvSSo
――学生寮の近隣にあるホテル
砂皿とステファニーは調布近辺のホテルから移動し、立川近辺のホテルに拠点を移動した。
と言うのも、砂皿に入った依頼の為だ。
586:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:48:38.72 ID:p/ocpvSSo
彼女は砂皿が机に置いた佐天の連絡先が記されているメモ用紙を見つめる。
(あの紙に書いてある連絡先からフレンダの連絡先を聞いて、すぐにでも…連絡を取れれば…!)
587:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:49:29.29 ID:p/ocpvSSo
「もう一度アイテムの連絡係と話しをしてくる」
「…既に私達の会話や通信記録が傍受されてる…と?」
588:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:49:59.57 ID:p/ocpvSSo
――柵川中学学生寮
「さーって、フレンダの連絡先も分かった事だし、さっさと連絡しちゃいますか」
589:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:50:43.44 ID:p/ocpvSSo
佐天はその画像を見せられて。どうすれば…?と何をしたらいいか分からない、といった風に首をかしげる。
「取り敢えず、そのまま生活してくれれば問題はない…ただ、フレンダと連絡を取るのは辞めた方が良い。あと俺にもだ」
590:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:51:38.63 ID:p/ocpvSSo
カーテンの隙間から暗視装置をちらとだけ覗かせ、佐天に危険が及ばないか監視していた。
その時に小さく見えた監視の兵隊の画像を佐天はちらと思い浮かべる。
591:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:52:08.78 ID:p/ocpvSSo
――アイテム共同アジト
「涙子、護衛の人と接触したのかな?」
592:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:52:55.57 ID:p/ocpvSSo
「……結局、問題はそこよね…」
「このまま、学園都市にいるつもりは…」
593:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:53:56.19 ID:p/ocpvSSo
アイテムという身内の中から出る裏切り者、彼女は、フレンダがいかなる理由を告げようと、そう判断し、フレンダの学園都市の脱出行を認めないだろう。
(裏切りは許さない…私がアイテムを辞めるって事が、もしばれたら…?)
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