過去ログ - 紬「アイスの棒で?」
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77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 04:14:25.71 ID:jfYzoxEgo
どうなるか…


78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 04:17:36.30 ID:NOUrG0Tf0
「もしもし」

『……梓ちゃん、大丈夫?』

「ムギ先輩。何かご用ですか?」
以下略



79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 04:26:06.07 ID:NOUrG0Tf0
「唯先輩は?」

『へっ?』

「唯先輩はどうしてるんですか?」
以下略



80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 04:30:06.54 ID:NOUrG0Tf0
 あんなにきちんと作戦を立てたのに。
 それを狂人唯先輩に? もう何をしでかすかわからないというのに、よりにもよって、私抜きで。

『唯ちゃん何も知らない感じで部活に来て……それで、トンちゃんはどうしたの?、ってりっちゃんに尋ねたの』

以下略



81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 04:40:31.58 ID:NOUrG0Tf0
 間違った事、か。
 そもそもにして、最初から何もかもが間違いだったと言えなくもない。
 ムギ先輩が冷蔵庫を部室に持ち込んだことも、唯先輩がガリガリ君の話をしたことも、そしてそれにムギ先輩が興味を持ったことも。
 アイスの棒。あれさえなければ、こんなことにはならなかったんじゃないの? また皆でダラダラしたHTTを過ごせたんじゃないの?
 ああ、本当に、何もかもが間違いなんだ。
以下略



82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 04:45:13.71 ID:NOUrG0Tf0
 何日かが経った。
 相変わらず夏の日差しは容赦なく降り注ぎ、女子高生の勉学に勤しむ僅かなやる気すらをも奪っていく。
 天を仰げばどこまでも青い空と、綿菓子のような入道雲がゆったりと流れ、ひりつく肌とは対照的にどこかのんびりしていた。

「唯先輩、今日、一緒に帰りましょ!」
以下略



83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 05:04:25.75 ID:NOUrG0Tf0
「りっちゃん達も行く?」

「いや、私達は遠慮しておくよ。ほら……邪魔しちゃ悪いだろ」

「も、もう律先輩ってば……恥ずかしいです。別にそんな気を遣ってもわらなくても」
以下略



84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 05:06:24.60 ID:NOUrG0Tf0
「ねえあずにゃん。どこ行くの?」

「……」

「ねえってば」
以下略



85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 05:31:23.56 ID:NOUrG0Tf0
「浴室は廊下を突き当たって右です。私、着替えとか用意するんで、唯先輩、先に入っててください」

「……わかった」

 ……。
以下略



86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 05:33:35.58 ID:NOUrG0Tf0
 浴室の扉の前に立つと、シャワーの音が聞こえてきた。
 私も服を脱ぎ、それからスカートのポケットに手を入れる。指先に触れる冷たい感触があった。
 結局、家に戻ってくるなら別に持ち歩かなくてもよかったのかも。まあ、これはいわゆる気分ってやつかもしれない。
 あるいは……覚悟、かな。あはは。

以下略



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