過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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2011/03/30(水) 01:18:50.01 ID:1Mf5PgwZo
「はぁはぁ、とりあえず、客人がいるんだ。電撃はやめてくれ」
「そ、それもそうね。で、誰?」
御坂美琴という人は一応、それなりに常識というものは知っていた。
このように初対面の人に『誰?』のように、失礼ともとらえられる言い方は基本しない。
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2011/03/30(水) 01:20:17.87 ID:1Mf5PgwZo
「学園都市に観光に来たのですが、当麻さんに案内を頼んでいるのでございますよ」
「へ、へぇ」
とりあえず、美琴はオルソラから話を聞いている。
オルソラのペースに惑わされて、うまい具合に話を逸らしているので、
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2011/03/30(水) 01:21:52.00 ID:1Mf5PgwZo
結局、御坂美琴は二人に付いていくことにした。
ふと、上条の前に缶が転がってきた。
「あ、あぶな…」
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2011/03/30(水) 01:24:11.26 ID:1Mf5PgwZo
それから、近くのベンチに移った。
上条は少し休んで席を外した。お礼にジュースを買って来るためである。
そのベンチに美琴とオルソラ、二人が待たされた。
「ねぇ、あんたはあいつのことをどう思っているのよ?」
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2011/03/30(水) 01:25:16.73 ID:1Mf5PgwZo
それから、美琴は上条とオルソラと別れ、ひとり夕暮れの道を歩いていた。
今日あったことを考えていた。
ある女と知り合い、落ち込み、励まされた。
「そうよね。私は私のことしか考えていなかったわね」
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2011/03/30(水) 01:32:34.66 ID:1Mf5PgwZo
美琴と分かれたあと、上条とオルソラは自宅に帰るため川の土手を歩いていた。
ふと、オルソラが口を開いた
「学園都市も同じでございますね」
「同じ?」
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2011/03/30(水) 01:34:40.88 ID:1Mf5PgwZo
まるで、説教のような事を言った。それは、自分に対する言い訳であった。
人を愛する想い。それが争いを招く。それに身を投じて良いのだろうか。そういうことだった。
そして、そういう心理的ブレーキがあったため、自分への思いを聞きたいが、
聞けた質問は自分を助けた理由。それ以上のことは聞くことはできなかった。
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2011/03/30(水) 01:35:58.18 ID:1Mf5PgwZo
「なぁ、オルソラ」
「はい、なんでございましょう」
おんぶをしてもらって、少しして上条は口を開いた。
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2011/03/30(水) 01:37:37.64 ID:1Mf5PgwZo
「ふう」
上条は寮の屋上で一息ついていた。オルソラもこの生活に慣れてきたのか、1人で行動できるようになった。
「悪くないよなぁ」
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2011/03/30(水) 01:39:30.29 ID:1Mf5PgwZo
携帯の通話を切った土御門はある人物の前に立っていた。
「アレイスター。これで良いのか?」
「あぁ、黒子は黒子らしく、裏舞台を整えようじゃないか。土御門」
「ちっ」
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