過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:36:45.73 ID:8PS7pdgco

 脇の木々が根こそぎ吹っ飛んだ。
 地面ごと抉られた樹木が粉々に砕け散って、内側から爆発したかのように破片が飛散する。

「うわっ!!」
以下略



169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:38:06.57 ID:8PS7pdgco

 彼らの会話の途中にも、『木馬の船』は攻撃の手を緩めない。
 森林を吹き飛ばし大地を抉り、周囲を破壊の渦に巻き込んでいく。
 不幸中の幸いは、あまりに攻撃が大味すぎて逆にこちらの被害はそう大きくないことか。
 恐らくあれは拠点攻略用の大規模霊装なのだろう、と青年は推測する。
以下略



170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:38:45.27 ID:8PS7pdgco

 いえ、と青年は答えて黙った。
 黙って、ゆっくりと中腰まで体を起こして『木馬の船』を睨む。

「僕が行きます」
以下略



171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:39:45.14 ID:8PS7pdgco

「いや危ないのは君で、っていうかまあ俺もこれから危ないことしに行くけどそこは俺を信じて」

「巻き込まれるわ」

以下略



172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:41:37.78 ID:8PS7pdgco





以下略



173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:42:20.17 ID:8PS7pdgco

「お腹すいてない? 簡単なものならすぐに用意できるけど」

 女性の暢気過ぎる台詞に、フィアンマは溜め息をつく。
 そして、少し目つきを鋭くしてから三者を見渡した。
以下略



174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:43:04.90 ID:8PS7pdgco

 素で返されて、フィアンマは言葉に詰まる。
 なんかそういう流れなのだろうと勝手に決め付けていたが、別にそういうわけでもなかったらしい。
 そういえば彼は相当にマイペースな人間だったはずだ。あくまで先日のようなことはイレギュラーなのである。
 なにやら不要な部分が洗脳されかかっていたことに戦慄しながらも、フィアンマはあくまで自らのペースで、
以下略



175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:43:53.76 ID:8PS7pdgco

「その膿は上と色々良くない繋がりがあったみたいでよ。罰せられるべきだったんだが、結局は無罪放免が精一杯だった」

「それで?」

以下略



176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:44:51.62 ID:8PS7pdgco

「霊装、ねえ」

「おっと、見くびってもらっちゃあ困るぜ? こちとら古今東西から一級品の霊装を集めてんだからな」

以下略



177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:45:58.70 ID:8PS7pdgco

 後で僕達も行きます、と言い残して、二人は部屋へと戻っていった。
 その背を追ってフィアンマが視線を戻すと、老人は腕を組んでなにやら唸っていた。

「そうだよなぁ。万全でないとはいえ神の右席だ。アスカロン級の代物が要るわなぁ」
以下略



178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:46:58.06 ID:8PS7pdgco



「あれ、もう終わってしまったんですか?」

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