過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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2012/06/15(金) 23:27:55.90 ID:CypdjJ6do
少年らの拠点を出てすぐ、薄明かりの青年に迎えられた。
「よう。ちゃんと話は聞けたか」
以下略
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2012/06/15(金) 23:29:06.85 ID:CypdjJ6do
或いは、その迷いの無さは当然なのかもしれない。
彼は思考に確固たる地盤を持っている。だから今更迷うことが無い。
「ところで、一つじゃなかったのか」
以下略
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2012/06/15(金) 23:30:53.46 ID:CypdjJ6do
国の助力は期待できない。世界は今混乱していて、こんな辺境まで手を回してはくれない。
住民達には期待できない。そもそも一般市民に対応できる問題ではない。
ローマの末端には期待しない。信用できない連中に、下手なことはさせない。
以下略
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2012/06/15(金) 23:31:55.11 ID:CypdjJ6do
「戻ったぞ」
青年が歩きついたのは、彼ら薄明かりが一時的に拠点としている場所だ。
とはいっても、簡単なキャンプなどで最低限の機能のみを成り立たせているだけのものなのだが。
以下略
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2012/06/15(金) 23:32:57.52 ID:CypdjJ6do
「……そうだな。やるべきことは山積しているんだ」
それでも。
彼の部下達の間に流れる空気も、けっして重苦しいものでは無い。
以下略
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2012/06/15(金) 23:33:57.56 ID:CypdjJ6do
「そちらから出向いてもらえるとは有り難いな。しかも一人とは、亡命でもご希望か?」
以下略
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2012/06/15(金) 23:37:08.31 ID:CypdjJ6do
「それはこちらとしても同じだ。貴様達に譲り渡すものは、何一つ無い」
略奪者はこちらだ。その事実をかみ締めながらも、少年は目を開いた。
彼らが大切に抱きしめる全てを理不尽に奪おうとしているのは自分達だ。
以下略
341
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2012/06/15(金) 23:38:07.76 ID:CypdjJ6do
「……ゴーレムか」
「よく分かったな、こんなので」
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2012/06/15(金) 23:39:06.20 ID:CypdjJ6do
結局、最後まで青年は自らの行いの一切を悔いることは無かった。
それでも敗北は訪れる。奇跡は案の定起きず、当たり前の結果がやってくる。
以下略
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2012/06/15(金) 23:39:44.12 ID:CypdjJ6do
「そんなものがどこにある?」
フィアンマは再び薄明かりの方へ視線をやった。
気絶していた者もいたが、徐々に意識を取り戻してきている。
以下略
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2012/06/15(金) 23:40:36.16 ID:CypdjJ6do
「ややこしいからお前達は後回しだ」
「テメエ本当にふざけんなよ」
以下略
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