2:♯田布施マリナーズ[saga]
2011/04/09(土) 20:01:45.03 ID:y4wKISZKo
「え?」
不意に目の前の生物が爆発した。
正確には、何かにぶつかって砕け散ったと言ったほうが正しいかもしれない。
3:トリを失敗したorz ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/09(土) 20:05:28.18 ID:y4wKISZKo
その日、担任教師の早乙女 和子は、朝のショートホームルームの時間に転校生を紹介した。
転校生が教室に入ってくると、生徒たちはざわく。
まどかには、一瞬で空気が変わったように思えた。
4: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/09(土) 20:06:48.25 ID:y4wKISZKo
「あの、暁美さん」
「……」
まどかが呼びかけると彼女は立ち止まる。
5: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/09(土) 20:08:29.37 ID:y4wKISZKo
《助けて、まどか――》
今度は確実に聞えた。しかも自分の名前を呼んでいる。
まどかは周囲を見回した。
6: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/09(土) 20:09:56.37 ID:y4wKISZKo
ただ、全体的に地味な色合いの服装にも関わらず、彼女の頭につけられたカチューシャは、
優しい桃色をしている。
「今すぐここから離れなさい」
7: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/09(土) 20:11:04.30 ID:y4wKISZKo
その後、まどかたちは同じ中学校に通う巴マミと出会う。
巴マミは、まどかたちが助けた謎の生物、キュウべえと契約した魔法少女だったのだ。
マミは偶然遭遇した魔女を、魔法少女の力で撃退し、その効果を見せつける。
そしてマミの魔力で回復したキュウべえは、まどかに対して言うのだ。
8: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/09(土) 20:12:11.95 ID:y4wKISZKo
「もう“私たち”の前には現れないでって、言ったわよね」優しい口調ではあるけれども、
言葉の節々に敵意の感情がにじみ出ている声でマミは言った。
「今回の敵は強力。あなたには力不足」薄暗い結界の中で、彼女のつけた桃色の
カチューシャがやけにキレイに見える。
9: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/09(土) 20:13:15.60 ID:y4wKISZKo
キュウべえの声とともに、魔女が姿を現す。しかし今回の魔女は、これまで見てきたような
おどろおどろしいものではなく、可愛らしい縫いぐるみのような姿だった。
「さあ、ちゃっちゃと片付けましょう」そう言って、マミは持っていたマスケット銃をバットのように振り回して、
魔女に叩きつける。魔女はその衝撃で吹き飛び、壁にぶつかった。
10: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/09(土) 20:14:26.76 ID:y4wKISZKo
ここで“また”、マミさんは死ぬの?
レーザー――
11: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/09(土) 20:16:38.30 ID:y4wKISZKo
「あの、イチローさん」
「なんだい」
「私たち、どこかで会ったことありました?」
12: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/09(土) 20:19:30.78 ID:y4wKISZKo
ふと、遠くから声が聞こえる。
「イチロー!」
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