過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 00:23:15.13 ID:Nr8ofJqk0
私は知らなかった。
この世界には、とても人智の及ぶものではない、謎めいた存在が数多く潜んでいるということに。
それはすぐ近くにいるのに、誰も気付かない。気付けない。
以下略
3
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2011/04/22(金) 00:26:21.40 ID:glfpgIDDO
期待
4
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 00:26:42.15 ID:Nr8ofJqko
私は悲嘆し、絶望に暮れた。大切な人が傷つき、助けを求めていても何もしてあげられない。
無力感に苛まれ、歯痒さから私の心までも黒く諦観に染まりかけた時――
私を救ってくれた人がいた。
以下略
5
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 00:29:36.73 ID:Nr8ofJqko
*
第一話「終焉」
以下略
6
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 00:31:29.94 ID:Nr8ofJqko
「あの野郎……やっぱりいやがった」
憎々しげに呟いた先には、黒い人影が円い月に照らされ、ぼんやりとした輪郭を浮かび上がらせていた。
背中に刺繍された、二本の連結された剣の紋章が月光を反射している。
以下略
7
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 00:33:57.27 ID:Nr8ofJqko
――この男はあたしの商売敵だ。
いや、商売じゃないから商売敵という表現は少し違うか。かと言って、他に適当な表現も見つからない。
二週間ほど前、ふらりと街に現れたこいつは、ことごとくあたしの先回りをしては結界を潰して回っていた。
以下略
8
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
2011/04/22(金) 00:34:53.45 ID:fk7C7RHE0
このクロスを待ちわびていた!
だが零が先に出てくるとは予想外だ
9
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 00:37:08.88 ID:Nr8ofJqko
「今日という今日は身体で分からせてやんなきゃ駄目みてーだな!」
杏子は槍を突き出して男に突進する。
殺しはしない。歯か骨の数本も叩き折ってやる程度で済ませるつもりだった。
以下略
10
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)
[sage]
2011/04/22(金) 00:38:03.32 ID:LTYFE8WAO
いつも気になるんだけど、何でみんなそんなに牙狼好きなの?
俺も好きだけど正直JAM Project関連ってだけでマイナー作品のはずなのに
11
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 00:40:01.72 ID:Nr8ofJqko
が、数秒経っても衝撃は襲ってこなかった。
スタッと軽い着地音。目を開くと、男の顔が間近にあった。
「怖がらなくても、女の子の顔を蹴るなんてしないよ」
以下略
12
:
◆ySV3bQLdI.
[saga sage]
2011/04/22(金) 00:42:08.21 ID:Nr8ofJqko
もっとも、いくら威力と速度だけが優れていようと、要はただの打ち下ろし。
避けるのは容易い。そんなことは杏子とて分かっていた。これで退くと考えたのだ。
砕けたコンクリートの破片が飛散する。そのうちの幾つかが互いの身体を打つが、どちらも退きはしなかった。
以下略
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