過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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6: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:31:29.94 ID:Nr8ofJqko

「あの野郎……やっぱりいやがった」

 憎々しげに呟いた先には、黒い人影が円い月に照らされ、ぼんやりとした輪郭を浮かび上がらせていた。
背中に刺繍された、二本の連結された剣の紋章が月光を反射している。
以下略



7: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:33:57.27 ID:Nr8ofJqko

 ――この男はあたしの商売敵だ。
いや、商売じゃないから商売敵という表現は少し違うか。かと言って、他に適当な表現も見つからない。

 二週間ほど前、ふらりと街に現れたこいつは、ことごとくあたしの先回りをしては結界を潰して回っていた。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/04/22(金) 00:34:53.45 ID:fk7C7RHE0
このクロスを待ちわびていた!
だが零が先に出てくるとは予想外だ



9: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:37:08.88 ID:Nr8ofJqko

「今日という今日は身体で分からせてやんなきゃ駄目みてーだな!」
 
 杏子は槍を突き出して男に突進する。
 殺しはしない。歯か骨の数本も叩き折ってやる程度で済ませるつもりだった。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2011/04/22(金) 00:38:03.32 ID:LTYFE8WAO
いつも気になるんだけど、何でみんなそんなに牙狼好きなの?

俺も好きだけど正直JAM Project関連ってだけでマイナー作品のはずなのに




11: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:40:01.72 ID:Nr8ofJqko

 が、数秒経っても衝撃は襲ってこなかった。
 スタッと軽い着地音。目を開くと、男の顔が間近にあった。

「怖がらなくても、女の子の顔を蹴るなんてしないよ」
以下略



12: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:42:08.21 ID:Nr8ofJqko

 もっとも、いくら威力と速度だけが優れていようと、要はただの打ち下ろし。
避けるのは容易い。そんなことは杏子とて分かっていた。これで退くと考えたのだ。
 砕けたコンクリートの破片が飛散する。そのうちの幾つかが互いの身体を打つが、どちらも退きはしなかった。

以下略



13: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:44:06.08 ID:Nr8ofJqko

「そうすると俺の仕事が増えるんだよ。ほら、俺も余計な仕事は増やしたくないし」

「っ! だからあたしの質問に答えろっての! だいたいテメーは何で、いつもいつもあたしの先回りしてんだよ!」

以下略



14: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:46:25.91 ID:Nr8ofJqko

 だが、最早そんなことはどうでもいい。

「いや、かわいいからつい、な」

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage]
2011/04/22(金) 00:49:08.40 ID:4HM9Sz5AO
JAM関連というよりは雨宮関連じゃないかな
メジャーになったのはパチの影響デカいだろうけど内容はカッコいいし面白いし、見たら好きになるだろう


16: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:49:57.91 ID:Nr8ofJqko

 驚いたのはそこからだ。
 屋上の縁まで逃れた男は、先ほどの再会時と同じ、まるで友人に挨拶するように笑顔で手を挙げたのだ。

「ってことで、そっちが追ってる方は任せたぜ。元々、俺の本業じゃないし」
以下略



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