61:87[saga]
2011/06/26(日) 12:02:45.44 ID:8KcjYazA0
【初春飾利】
今日、垣根さんの退院日だ。
私は約束して十時に病院へ行くと約束もした。
そうそんな日に限って……!
62:87[saga]
2011/06/26(日) 12:04:04.03 ID:8KcjYazA0
ドアを広げて頭を下げようとして……止まる。
垣根さんは窓の外を見ていたらしく、ゆっくりとこちらへ振り向いた。
「何してんだよ、寝坊か? 昨日お前が約束したよなー?」
63:87[saga]
2011/06/26(日) 12:05:44.69 ID:8KcjYazA0
【垣根帝督】
俺の家に行く。と言ってもこの俺も行くのは初めてになる。
カエル顔の医者から地図を貰って、その場所へ初春と二人で向っていた。
今時地図ってのもあれだが、携帯がないので仕方がない。
64:87[saga]
2011/06/26(日) 12:07:34.00 ID:8KcjYazA0
【初春飾利】
もっと垣根さんの家を探索したかったのですが、家主である垣根さんに怒られてしまいました。
また今度見せてくれるらしいですが、あの高級なところに一人で行く勇気なんてないですよ。
などと言い合いながら、垣根さんとデパートにやってきました。
65:87[saga]
2011/06/26(日) 12:09:07.91 ID:8KcjYazA0
【垣根帝督】
「似合ってますよ、そのマフラー」
結局初春は俺のマフラーを選んでくれた。
66:87[saga]
2011/06/26(日) 12:10:08.90 ID:8KcjYazA0
【初春飾利】
「白井さん、あとどれくらいでこれますか?」
『少し遅れそうですの。でも初春、決して無理はしないように』
67:87[saga]
2011/06/26(日) 12:11:17.93 ID:8KcjYazA0
「風紀委員だ? ハハハッ! てめえみたいなガキに何ができんだよ」
聞き流し周りの状況を確認。
最初に確認したとおりそれ以上の人数はいない。
私は床に倒れている男子生徒の前に立ちはだかった。
68:87[saga]
2011/06/26(日) 12:14:00.21 ID:8KcjYazA0
【垣根帝督】
初春飾利は埃や土で汚れきった床に倒れていた。
俺の横には何かがぶつかって壊れかけている柱に、その横で気絶しているいじめられていた男子生徒。
そして初春の目の前には能力者が二人、横に一人だ。
69:87[saga]
2011/06/26(日) 12:14:47.25 ID:8KcjYazA0
いてぇ。背中や後頭部に激痛を感じた。
血の臭いもした。
ゆっくりと目を覚ますと、誰かが喋っている声が聞こえた。
高い声と、低い声。
高い声は……初春か? 悲鳴を上げているようだった。
70:87[saga !red_res]
2011/06/26(日) 12:15:53.22 ID:8KcjYazA0
この能力、そうだな……未元物質。”未元物質”が相応しい。
そうだ、お前の能力は”未元物質”。お前だけの能力だ!
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