957:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:56:10.69 ID:Y4SPWTf2o
男「真面目に答えるのならば」
公女「……正義とか、神様とか、王権とか、利益とか、
いろいろあるよね。
でも、私って頭が良くないから、
958:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:56:46.47 ID:Y4SPWTf2o
公女「だから私は、もう迷わない。
人を殺すとか、殺されるとかそういうのは怖いよ。
怖いけど、怖いからって、逃げてるだけじゃ、
きっと誰も笑顔になんかできない。
959:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:58:43.82 ID:Y4SPWTf2o
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男の独白
初めて会ったとき、趣味の悪い人形のようだと思った。
まるで、人生のつまらなさや未来への失望なんかを、
960:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 00:00:37.36 ID:odomHPFPo
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深夜 リベルタの町外れ
男「おまえは、バカだ」
961:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 00:01:20.72 ID:odomHPFPo
男「この島の主要な産業のいくつかに、
帝国の方が関わっているんだ。
特に医療については帝国の人間が多い。
彼らを退去させるならば、
技術も患者も間違いがないように引き継ぐ必要がある」
962:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 00:02:35.33 ID:odomHPFPo
男「さて、形だけでも整えた調印式場を片付けるか」
公女「ねえ、ちょっ、あーもーっ!」
963:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 00:03:11.49 ID:odomHPFPo
ザクザクッッ!!
青年「ぐ、ぁあああっ!」
眼帯「いらぬ手間をかけさせてくれる……。
964:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 00:03:43.21 ID:odomHPFPo
騎士D「あっちには一神教の民間人も」
眼帯「騙されてはいけませんっ!
騎士団の使者である私が攻撃され、
騎士団を率いていた船長が籠絡されたのです!
965:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 00:04:13.44 ID:odomHPFPo
公女「……口頭じゃだめかな?」
男「口頭も文書も両方だ。
お前には『報告、連絡、相談』といった、
基本的な事項から初めて、
966:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 00:05:54.76 ID:odomHPFPo
家宰「かしこまりました」たたっ……
男「俺は双子妹を連れて、騎士団の後ろに回り込む。
連中はまず港を狙うはずだ、なんとしても食い止め、
島の軍が動けるようにしてみせよう」
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