過去ログ - 梓「これが……ベルトの力……」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:36:03.53 ID:vr2e7Tnk0
梓「ただいまー……って、何これ?」

いつものようにお茶とお菓子がメインの部活を終え、それなりに疲弊して自宅に着いた梓が目にしたものは、玄関前に置かれた一つのスーツケースだった。

梓「すまーと……ぶれいん? 聞いたことないな……
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:39:16.45 ID:vr2e7Tnk0
部屋に戻り、早速ケースを開いてみる。

梓「説明書あるじゃん。
なになに……555と入力後、ファイズフォンをファイズドライバーに装填することでスーツを転送、装着します。……なにそれ」

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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:41:42.40 ID:vr2e7Tnk0
翌日、放課後

唯「どうしたのあずにゃん?なんかクタクタみたいだけど」

梓「いえ、ちょっと寝坊しちゃいまして……」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:44:35.22 ID:vr2e7Tnk0
練習も一段落ついたあたりで、唯が梓の鞄を指差した。

唯「ねえあずにゃん、どうして今日はスポーツバッグなんか持ってるの?」

梓「ああ、それはですね……」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:49:04.91 ID:vr2e7Tnk0
正直なところ、梓は全く気乗りしなかったが、あまりにも二人が急かすので仕方なくケースを取り出した。

唯「おお、これが!」

律「へえ、思ってたよりカッコイイじゃんか!」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:50:07.06 ID:vr2e7Tnk0
唯はむくれて、ファイズフォンをベルトに装填した。

唯「装ーー着!!……あれー?」

かっこよくポーズを決めていた唯は、拍子抜けしたような表情を浮かべた。
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:51:03.94 ID:vr2e7Tnk0
部室の片付けを済ませ、楽器とスポーツバッグを背負った梓に律が声を掛けた。

律「なあ梓、交番まで行くなら付いてってやるよ。最近変質者の出没情報をよく聞くからな」

梓「ああ、そういえばそんな噂もありますね。詳しい話は聞いたことないですけど」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:53:15.25 ID:vr2e7Tnk0
結局、律以外の先輩達は皆それぞれ用事があるということで途中で別れ、帰って行った。

律「それにしても、梓は律儀なやつだよなー。私なら絶対交番になんか届けないぜ。
『何かの組織の陰謀に違いない!』とか考えて、自分で保管しとくな」

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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:54:48.63 ID:vr2e7Tnk0
律「!?」

梓は聞き間違いかと思ったが、すぐにそうでない事を思い知らされた。

梓「なに……これ……?」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:58:35.36 ID:vr2e7Tnk0
ショックで呼吸困難になったのか苦しそうに喘いでいる律を尻目に、怪物は梓に向かってジリジリと歩み寄ってくる。

梓「どうしよう……先輩、どうしたら……」

梓は泣きそうになるのをぐっと堪えて活路を探したが、一本道の路上で眼前の化け物から逃れる術は無いように思われた。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 20:00:48.91 ID:vr2e7Tnk0
苺「素直にベルトを寄越せば、助けてあげるつもりだったけど、駄目ね。
あなた達には死んでもらうわ」

苺はベルトをまたぎ、倒れた梓に手を伸ばした。

以下略



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