過去ログ - 梓「これが……ベルトの力……」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:49:04.91 ID:vr2e7Tnk0
正直なところ、梓は全く気乗りしなかったが、あまりにも二人が急かすので仕方なくケースを取り出した。

唯「おお、これが!」

律「へえ、思ってたよりカッコイイじゃんか!」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:50:07.06 ID:vr2e7Tnk0
唯はむくれて、ファイズフォンをベルトに装填した。

唯「装ーー着!!……あれー?」

かっこよくポーズを決めていた唯は、拍子抜けしたような表情を浮かべた。
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:51:03.94 ID:vr2e7Tnk0
部室の片付けを済ませ、楽器とスポーツバッグを背負った梓に律が声を掛けた。

律「なあ梓、交番まで行くなら付いてってやるよ。最近変質者の出没情報をよく聞くからな」

梓「ああ、そういえばそんな噂もありますね。詳しい話は聞いたことないですけど」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:53:15.25 ID:vr2e7Tnk0
結局、律以外の先輩達は皆それぞれ用事があるということで途中で別れ、帰って行った。

律「それにしても、梓は律儀なやつだよなー。私なら絶対交番になんか届けないぜ。
『何かの組織の陰謀に違いない!』とか考えて、自分で保管しとくな」

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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:54:48.63 ID:vr2e7Tnk0
律「!?」

梓は聞き間違いかと思ったが、すぐにそうでない事を思い知らされた。

梓「なに……これ……?」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 19:58:35.36 ID:vr2e7Tnk0
ショックで呼吸困難になったのか苦しそうに喘いでいる律を尻目に、怪物は梓に向かってジリジリと歩み寄ってくる。

梓「どうしよう……先輩、どうしたら……」

梓は泣きそうになるのをぐっと堪えて活路を探したが、一本道の路上で眼前の化け物から逃れる術は無いように思われた。
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 20:00:48.91 ID:vr2e7Tnk0
苺「素直にベルトを寄越せば、助けてあげるつもりだったけど、駄目ね。
あなた達には死んでもらうわ」

苺はベルトをまたぎ、倒れた梓に手を伸ばした。

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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 20:04:14.76 ID:vr2e7Tnk0
律「梓は……私が守る!!」

苺「笑わせるね、今からあなたも死ぬのに」

怪物は嘲りを滲ませた声で律に歩み寄る。
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 20:11:22.94 ID:vr2e7Tnk0
既に日は沈み、辺りは夕闇に包まれていた。
赤いラインを輝かせながら、モノクロの怪人と戦う律。

律は初めてファイズに変身したとは思えない程戦い慣れしていて、戦況は律が一方的に苺を叩きのめしているような状況だ。

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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 20:15:46.37 ID:vr2e7Tnk0
苺「分かってくれてありがとう、律。
分かってたよ、律は優しいもんね」

嬉しそうにそう言う苺を、しかし何も言わずじっと見つめる律。
仮面越しに向けられる視線をどう感じたのか、苺はさらに律と距離を取った。
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/06/13(月) 20:18:30.89 ID:vr2e7Tnk0
梓は目を疑った。
目の前で、怪物がファイズに変身したのだから。

苺「あれ?後輩ちゃんさあ、もしかしてファイズが正義のヒーローか何かだとか思ってた?」

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