20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/06/16(木) 02:42:13.44 ID:NUWSiTSU0
警備が手薄になった施設に侵入するのは簡単だった。
張り合いがなくて拍子抜けしたが、計画通りに事が進んでいる証拠だ。
垣根の端整な顔に笑みが浮かぶ。
この調子ならおかえりラジオまでには余裕で帰れそうだ。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/06/16(木) 02:44:47.87 ID:NUWSiTSU0
麦野「暗殺騒動は囮でそれが本命か。手の込んだことしてるのね」
垣根「それに気付いてわざわざ来てくれるなんて、お前って俺のこと好きなわけ?」
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2011/06/16(木) 02:47:07.52 ID:NUWSiTSU0
絹旗「流石は第2位ですね。私と麦野を前にしても超焦らないなんて」
垣根「焦ってるぜ?二人の女から、こんなに激しく迫られたのは初めてだからな」
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2011/06/16(木) 02:51:19.69 ID:NUWSiTSU0
不意の行動に麦野は頭がついていかなかった。
どう考えても向こうが有利なこの状況で、垣根が逃げ出すなど思わなかったからだ。
麦野「に、逃げてんじゃねぇぞ!!こっち来て戦え租チン野郎!!!」
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/06/16(木) 02:53:05.16 ID:NUWSiTSU0
床に転がったまま、麦野は舌打ちした。
戦力の差が開いていると分かっていたが、ここまでとは。
悔しい。ぶち殺したい。
殺意だけが麦野を支配する。
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2011/06/16(木) 02:54:47.33 ID:NUWSiTSU0
垣根が窓から後ろを見ると、アイテムがこちらを追いかけようとしていた。
前に向きなおすとタイミング良く垣根のポケットに入った携帯が震えた。
そんな様子を後ろの席から見ている少女が一人。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/06/16(木) 02:59:17.72 ID:NUWSiTSU0
垣根「おい、曲流せ」
運転手「わかりました。本当に好きですよね」
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2011/06/16(木) 03:01:24.26 ID:NUWSiTSU0
垣根「どうすんの?」
フレ「そ、それは、できな」
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2011/06/16(木) 03:04:12.39 ID:NUWSiTSU0
フレ「分かったって訳よ……。教えるから銃をおろして」
垣根「賢い選択だ。隠れ家はこれに書け」
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2011/06/16(木) 03:05:43.23 ID:NUWSiTSU0
垣根が不意に話しかけてきた。
表情は驚愕に染まり、声は震えている。しかしどこか嬉しそうだ。
フレ「今って…」
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2011/06/16(木) 03:07:04.53 ID:NUWSiTSU0
フレ「あんたの言ってる愛生ちゃんって豊崎愛生のこと?」
垣根「ちゃんをつけろよデコ助野郎!!!!」
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