937:LX[saga sage]
2012/12/02(日) 19:48:26.85 ID:fLg29DFl0
  
  
 「あ、あの、僕は上条当麻(かみじょう とうま)と言います。その、貴女も空間移動能力者<テレポーター>なんですか?」 
  
 あなた「も」って何よ? と当麻を見すえながら結標は答える。 
938:LX[saga sage]
2012/12/02(日) 19:55:07.91 ID:fLg29DFl0
  
 「あんた……無事だった?」 
  
 薄暗がりの中、興奮が冷めやらない美琴が麻美の様子を訊ねている。 
  
939:LX[saga sage]
2012/12/02(日) 20:02:42.12 ID:fLg29DFl0
  
  
 「アンタの顔、見たくないから、このまま私の母に世話になるの、認める」 
  
 麻美に向かって、そう美琴は言い切った。 
940:LX[saga sage]
2012/12/02(日) 20:11:48.04 ID:fLg29DFl0
  
 一方の美琴は美琴で、異変を感じ取った直後、直ちに初春飾利と連絡を取り、そして彼女から恐るべき内容を聞いていた。 
  
 今回の事件では、美琴は初春飾利の全面協力を得て、犯人たちが潜む再開発地区のビルへ突入出来たのだった。 
  
941:LX[saga sage]
2012/12/02(日) 20:15:26.51 ID:fLg29DFl0
  
 タクシーに揺られつつ、美琴は一つのことを考えていた。 
  
 当麻と身体を重ね、熱いひとときを過ごした彼女の肉体はまだ熱を持っていたが、彼女の頭は冷えていた。 
  
942:LX[saga sage]
2012/12/02(日) 20:30:18.33 ID:fLg29DFl0
  
 そして、年月があっという間に過ぎた、とある日。 
  
  
  
943:LX[saga sage]
2012/12/02(日) 20:31:40.63 ID:fLg29DFl0
  
 無邪気に、アイツに電撃を放ち、砂鉄剣を振り回し、夜通し追いかけっこをしていた、あのころが懐かしい。 
  
 ガキっぽかったけど、ホントにコドモだったけど、 
  
944:LX[saga sage]
2012/12/02(日) 20:37:07.93 ID:fLg29DFl0
  
 私は、妹達<シスターズ>を守る為に、甥っ子の一麻を守る為に、 
  
 そしていつか産まれてくるだろう、私の子供たちの為に。 
  
945:LX[saga sage]
2012/12/02(日) 20:50:45.03 ID:fLg29DFl0
 >>1です。 
  
 ようやく第二部、完成致しました。 
 長かったです。 
 長すぎた、とも思います。 
946:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/03(月) 01:10:36.80 ID:QttNORvho
 乙です 
 スレの残りは少しですし中途半端にやるより区切りよく新スレで第三部開始したほうがいいような気がします 
  
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