過去ログ - とある未来の通行止め
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6:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 00:12:32.78 ID:WdcBs0Va0
「これって…」
その ブラジャー は、明らかに黄泉川のものでも、芳川のものでもなかった。

二人のものに比べてアンダー部分がやけに短く、何よりもこんな可愛らしい
デザインの衣類をあの二人が所持しているわけがない。
以下略



7:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 00:17:15.22 ID:WdcBs0Va0
「わぁ〜濡れちゃう濡れちゃうってミサカはミサっ…」
「うォ!?」

この曇天を見て大急ぎで帰宅したのだろう。洗濯物を取り込むために。
いつもの「たっだいま〜」も言わず学生カバンを持ったまま、打ち止めが
以下略



8:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 00:19:46.16 ID:WdcBs0Va0
一方通行は瞳をキラキラ輝かせてこちらを見ている打ち止めに気付いて
困惑の表情を浮かべる。

(なンでこのガキはこンな嬉しそうな顔して俺を見てンだァ…?)

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9:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 00:21:56.38 ID:WdcBs0Va0
「え?…あなたってもしかして小さい方がよかったの!?
どうしよう、ミサカもうDカップになっちゃったよぉ」

「違ェ!いやだからヤメロっつってンだろォが!!オマエはもう喋るな!」

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10:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 00:24:53.92 ID:WdcBs0Va0
ベランダでのブラジャー握りしめ事件から二週間ほどが経った。
一方通行はあれからというもの、自分の感情がコントロールできず、戸惑いの日々を送っていた。
ついつい、いや、どうしても気になるのだ。打ち止めが。

もう少し正確に表現するならば、打ち止めの胸にいつの間にか視線が行ってしまうのだ。
以下略



11:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 00:26:19.06 ID:WdcBs0Va0
(おいおいおいおいおいィ!!やめろ跳ぶンじゃねェ走るンじゃねェ!)

打ち止めのDカップが、黄色いパジャマの中で揺れている。
さらにそれはパジャマというよりは、露出の高い私服を寝る時用に着用しているだけなので、
鎖骨も二の腕もむき出しだ。おまけに身体にフィットしているから
以下略



12:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 00:29:32.94 ID:WdcBs0Va0
一方通行が新技のスキルアップに(不本意ながら)励む日々が続いたある日、
芳川から話があると言われてテーブルに座らされた。

「授業参観?」

以下略



13:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 00:32:33.50 ID:WdcBs0Va0
(あー…居心地悪ィ…)

一方通行は、なんとも落ち着かない心境だった。
まず周りには中年以上の父兄ばかり。我が子の授業参観なだけあって、
皆フォーマルファッションだ。
以下略



14:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 00:34:35.29 ID:WdcBs0Va0
「おぉ〜。あなたのスーツ姿って初めて見た、ってミサカはミサカは…」

「あれ?コイツの入学式で着てたじゃん。打ち止め見てないのか?」

「なンか文句あるかよ」
以下略



15:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 00:37:27.18 ID:WdcBs0Va0
(素敵、かっこいい、か…。なンなンだろうな、妙に浮ついてるよなァ)

今の慣れない姿と慣れない状況に、ドンと構えて(いるように見える)のも、
打ち止めの素直で一直線な賛辞があったればこそだ。
彼女がそう言うなら、それが真実なのだろう。今の自分におかしいところはない。
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16:ブラジャーの人[sage]
2011/07/15(金) 00:41:09.77 ID:WdcBs0Va0
チャイムが鳴ると、すぐさま打ち止めは一方通行に駆け寄ってきた。

(だから走るなって…)

始業前に打ち止めに話しかけようとした女子生徒や、気に食わない数人の男子生徒が
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