過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」
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7:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2011/07/16(土) 02:22:31.25 ID:gKHRPC68o

「吹寄。その、事情を聞いてもいいのか?」
「……」
「一応もう一回言っとくけど、誰にも喋ったりしないし、笑ったりもしない。
 俺以外に呼んで欲しい人がいるなら探しに行く」
以下略



8:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2011/07/16(土) 02:23:38.89 ID:gKHRPC68o

上条はその言葉を受けて、あらぬ想像をする。
吹寄の胸は、元からある意味おかしい。ちょっと高校生のレベルを超えていた。
制服越しならそうでもないのだが、体操服だとか、裸そのものだとかを見るとすさまじいことがわかる。
ただまあ、勿論そういう意味で言っているのではないだろう。
以下略



9:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2011/07/16(土) 02:24:49.75 ID:gKHRPC68o

もう一度、吹寄はため息をついた。
仕方ないのかもしれない。体調不良は、往々にして誰のせいでもなく不幸な偶然として起こる。
だけど、吹寄がそんな風に憂鬱そうなのは、嫌だった。このクラスメイトには、強気の顔が良く似合っているから。

以下略



10:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2011/07/16(土) 02:25:53.08 ID:gKHRPC68o

「いいぜ。一緒に、病院に行こう」
「えっ?」

吹寄は、その上条の返事に、驚いた。
以下略



11:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2011/07/16(土) 02:27:11.14 ID:gKHRPC68o

どうするもこうするも、出さなきゃいけないといわれれば、出す先なんて選択肢はそうそうない。

「手洗い場は、部屋の隅にあるけど」
「知ってるわよ。……やっぱり、そういう所に捨てなきゃ、駄目かな」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2011/07/16(土) 02:27:15.62 ID:6VEjg+xCo
なんちゅーマニアックな


13:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2011/07/16(土) 02:28:16.15 ID:gKHRPC68o

「い、一応コメントしとくと。小さい子なんてこの辺りにはいないぞ」
「わ、わかってるわよ」
「それじゃ、どうするんだ?」
「えっと……」
以下略



14:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2011/07/16(土) 02:29:44.34 ID:gKHRPC68o

また、沈黙。
どんな意味を持った沈黙か、上条ははかりかねた。

「上条。アンタじゃなくても、例えばあたしに彼氏がいたとして、その人にでも、飲ませるのって変かな」
以下略



15:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2011/07/16(土) 02:30:41.10 ID:gKHRPC68o

「責任、とってくれる?」
「え?」

その言葉の意味を、上条は考える。
以下略



16:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2011/07/16(土) 02:31:42.95 ID:gKHRPC68o

男女の関係なんて現金なものだ。好きと言われれば、惹かれてしまう。
だが、だからといってほいほいと態度を軟化させられないのもまた、男女の仲だった。
また、しばらくの沈黙があった。

以下略



17:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga]
2011/07/16(土) 02:33:48.40 ID:gKHRPC68o

「今から、俺と付き合ってくれ、吹寄」
「うん……。こちらこそ、よろしく。ってなんかやっぱり実感湧かないわね」
「そりゃカーテン越しだしな」

以下略



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