過去ログ - 鹿目まどかと魔法少女
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2: ◆BMkVgrQB5qSZ[sage saga]
2011/08/12(金) 00:48:22.75 ID:BFRrGUMm0




「ねえちゃ、どうしたの?」
以下略



3: ◆BMkVgrQB5qSZ[sage saga]
2011/08/12(金) 00:49:30.25 ID:BFRrGUMm0
「まどか、だいじょうぶかい?」

詢子はまどかの部屋の前で足を止める。
不安な気持ちを隠して、声をかける……が、返事はない。

以下略



4: ◆BMkVgrQB5qSZ[sage saga]
2011/08/12(金) 00:50:44.31 ID:BFRrGUMm0
涙で濡れた真っ赤な目からは、まどかが夜通し泣いていたことが推察される。
よほど怖い夢を見たのだろう。
詢子が涙をぬぐい、頭をなでてやると、まどかはやっと泣き止み、少しずつ話し始めた。

「うん。とっても、怖い夢。私のせいで大切な人たちが、みんな死んじゃうの」
以下略



5: ◆BMkVgrQB5qSZ[sage saga]
2011/08/12(金) 00:52:27.15 ID:BFRrGUMm0
しばしの沈黙を経て、まどかが、ためらいがちに口を開く。

「……このまま」

「ん?」
以下略



6: ◆BMkVgrQB5qSZ[sage saga]
2011/08/12(金) 00:54:08.28 ID:BFRrGUMm0

巨大なショッピングモール内の、ある喫茶店。
窓際の一席に、制服を着た三人の少女が座っている。
しとやかに振舞う、軽くウェーブがかかった髪の少女は志筑仁美。
元気な笑顔が可愛らしい、ショートカットの少女が美樹さやか。
以下略



7: ◆BMkVgrQB5qSZ[sage saga]
2011/08/12(金) 00:55:06.03 ID:BFRrGUMm0
別の話題――まどかが遅れて登校したころには、すでに早退していた転校生の話を、仁美が切り出した。
さやかも興味津々な様子で返事を待っている。
まどかは転校生の名前に聞き覚えがあった。だが、それは忘れたい昨晩の悪夢で聞いた名前だった。
脳裏に惨劇が浮かび、少し怖くなった彼女は、同席している親友のことを考える。

以下略



8: ◆BMkVgrQB5qSZ[sage saga]
2011/08/12(金) 00:56:23.05 ID:BFRrGUMm0
現在、まどかとさやかはCD屋に向かっている。
歩きながら、他愛のない話を続けていたが、突然さやかが話題を変える。

「まどか、さっき、あたしと仁美に気をつかったでしょ?」

以下略



9: ◆BMkVgrQB5qSZ[sage saga]
2011/08/12(金) 00:57:09.45 ID:BFRrGUMm0
「いやー、ゴメンゴメン。やりすぎちゃったね」

「ひどいよぅ」

「冗談はさておき、まどか、悩みごとならいつでも相談にのるよ?」
以下略



10: ◆BMkVgrQB5qSZ[sage saga]
2011/08/12(金) 00:59:27.92 ID:BFRrGUMm0
そんなコントのようなことを繰り返しているうちに、二人はCD屋の前に来ていた。
早速、さやかはお目当ての曲を探す作業に取り掛かる。
まどかは適当な新譜を見つけて、試聴している。

――助けて。助けて、まどか。
以下略



11: ◆BMkVgrQB5qSZ[sage saga]
2011/08/12(金) 01:00:17.05 ID:BFRrGUMm0
「まどか、こっち!」

「くっ……」

「さやかちゃん!」
以下略



12: ◆BMkVgrQB5qSZ[sage saga]
2011/08/12(金) 01:01:21.61 ID:BFRrGUMm0
「や、やだ。何かいる」

「冗談だよね? ねえ、嘘って言ってよ。ねえ、まどか!」

ひげをはやした毛玉のような生き物が、わらわらと出てきて、二人を取り囲む。
以下略



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