過去ログ - 唯「さわちゃんと過ごした日々」
1- 20
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 03:23:18.81 ID:7L728IKno

この部屋に入ったのはいつぶりだろう。
多分、二ヶ月も経っていないと思うけど、まるで何年も来ていなかった場所のようにさえ感じた。

さわちゃんはキッチンでお湯を沸かしていた。
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 03:39:33.08 ID:7L728IKno

「ごめんなさい……、りっちゃんに……嘘吐けなかった……」

本当は、さわちゃんを咎めたかった。
「一緒にいた男の人って誰?」って、「もう私のこと好きじゃないの?」「別れよう」って、直接言ってやりたかった。
以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/28(日) 03:40:09.10 ID:WDGhgIxSO
期待


46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 03:49:29.34 ID:7L728IKno

「唯ちゃん」

さわちゃんは諭すように私の指を離そうとした。
聞き分けのない子供のように、私もそれに力で対抗する。
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 03:56:38.27 ID:7L728IKno

…………約束はやっぱり守らないといけない。

「じゃあ……」

以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 03:57:38.80 ID:7L728IKno

【9月16日】



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 04:03:05.10 ID:7L728IKno

朝起きると瞼が腫れていた。
洗面所で顔を洗って鏡を見たけれど、それはもう酷いものだった。
今日、憂が先に登校してくれていたのが唯一の救いだった。

以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 04:08:34.79 ID:7L728IKno

********************


お昼ごろまで時間を潰し、何もすることがなくなった私は漸く学校に行く決心がついた。
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 04:13:53.51 ID:7L728IKno

その日の放課後はみんなで他愛のない話をした。
いつもの放課後だ。

そうだ、こんな感じだった。
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 04:19:14.08 ID:7L728IKno

複雑な気持ちに何にも言えないでいると、りっちゃんは悪戯気に言った。

「んー、だけど私は『最低でも唯が卒業するまでは』って言ったからな?」

以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 04:24:24.67 ID:7L728IKno

「さわちゃんも辛いのかもな」

りっちゃんはそう言った後、ぽつりと続けた。

以下略



85Res/80.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice