472:1[saga]
2012/01/29(日) 11:52:17.64 ID:6kqct4zw0
投下開始します。
473:1[saga]
2012/01/29(日) 11:53:22.37 ID:6kqct4zw0
*
まどかは夢を見ていた。
474:1[saga]
2012/01/29(日) 11:54:10.42 ID:6kqct4zw0
*
「待ってよほむらちゃん!!」
475:1[saga]
2012/01/29(日) 11:55:12.72 ID:6kqct4zw0
「……うん、そんなとこ」
まどかは返事をしつつコップを手に取り、それに水を注ぐと、一気に飲み干す。
そしてそのまま自室に戻ろうとするまどかに、
476:1[saga]
2012/01/29(日) 11:56:11.75 ID:6kqct4zw0
「……え?」
まどかは驚き、思わず振り返った。
今の会話の流れで、悩んでいることを悟られるような言動があっただろうか?
477:1[saga]
2012/01/29(日) 11:57:20.91 ID:6kqct4zw0
「……ん〜。そりゃあ、自分が助かるように行動するだろうな」
「じゃあさ。その他人がどんどん減っていったら?」
478:1[saga]
2012/01/29(日) 11:58:16.18 ID:6kqct4zw0
まどかは小さく頭を振り、嫌な想像を頭から追い出す。
「それじゃあ、もしその無人島が断崖絶壁の岩の上みたいなところだったら?」
479:1[saga]
2012/01/29(日) 11:59:12.43 ID:6kqct4zw0
「そういう状況にならないようにするかな。
そんな、足を踏み入れたら詰みが確定している無人島には絶対に近づかない。
なったらアウトなんだから、ならないよう注意して予防するしかないだろうな」
480:1[saga]
2012/01/29(日) 12:00:15.58 ID:6kqct4zw0
言い終わると詢子はまどかに笑みを向ける。
「あたしの考えとしてはこんなところかな。
まあ、まどかの期待してた答えじゃなかったかもしれないけど----」
481:1[saga]
2012/01/29(日) 12:01:16.84 ID:6kqct4zw0
*
その日の夕方。
482:1[saga]
2012/01/29(日) 12:02:17.37 ID:6kqct4zw0
----私ったら、いつの間にか死ぬことを前提で考えてたよ!!
ダメだよそんな後ろ向きじゃ! ママも言ってたじゃん! 最後まで足掻くんだ!!
そう自分に言い聞かせるように繰り返し思考する。
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