過去ログ - 男「だったら俺が悪いのかよ!」
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103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/03(土) 01:02:48.61 ID:mg8F6dwRo
つづく
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
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104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 00:58:45.45 ID:wbDVTs5Go


 ××××は×××が好きだった。
 ×××は××××を×××××××××××。

以下略



105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 00:59:49.48 ID:wbDVTs5Go

 突き詰めて考えてみよう。そう思った彼は、今までの記憶を辿ってみることにした。
 どこからがいいだろう。どこで失敗したのだろう。
 
 考えるまでもなく、高校を辞めたことが思い当たった。
以下略



106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:00:21.61 ID:wbDVTs5Go

 どこで間違ったのか、と問えば、転機がどこかにあるというわけではないように見える。

 もともと臆病で、何に対しても真剣でなく、いつも人の陰に立つことを好んでいた。
 ひなたに立つ人間に嫉妬しながらも、重圧から逃れるために日陰にいることを好ましいとすら感じていた。
以下略



107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:01:10.86 ID:wbDVTs5Go

 それでも、と彼は思った。
 それでもやっていくしかない。もう、子供ではないのだから。

 ぼんやりとした頭で過去を振り返っていると、不意にムラサキの顔が浮かんだ。
以下略



108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:01:36.83 ID:wbDVTs5Go

 嫉妬、羨望、敵愾心。
 あんな奴がいなければ、という気持ち。
 
 彼はようやく気付く。日陰者がおこがましいと自分で思うが、彼はヤマトをライバル視していたのだ。
以下略



109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:02:02.89 ID:wbDVTs5Go

                   ◆

 ――×××が好き?

以下略



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:02:29.65 ID:wbDVTs5Go

 ――告白、しないのか?

「……」

以下略



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:02:59.02 ID:wbDVTs5Go

                   ◆
 
                   ◆

以下略



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:03:30.88 ID:wbDVTs5Go

 待合室には××××と×××が並んで座っている。夜の街には誰もいない。
 待合室では××××と×××が楽しそうに話をしている。夜の街には誰もいない。
 暗い部屋では女が二人すすり泣いている。なぜ泣いているのだろう? 思考はまったくもって正常だと彼は思った。
 夜の街には誰もいない。待合室では××××と×××が性交を続けていた。
以下略



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:04:18.58 ID:wbDVTs5Go

 誰かが耳元でささやき続けている。いつまでこんなことを続けるのだろう。いつからこんなことを続けているのだろう。
 どうでもいい、と彼は思った。
 
 重要なのはそんなことではなく、むしろ が   であるということ。
以下略



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