過去ログ - 和「ジーニアス?」
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188:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 01:57:11.91 ID:LTcGETgD0


 唯「の〜どかちゃ〜ん」

 どこぞの三世の様な口調で、赤ら顔の唯がぴょ〜んとダイブするかの勢いで、和の左胸の辺りに抱きついて来る。
以下略



189:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 01:59:32.64 ID:LTcGETgD0


 和<まだ飲み始めてからさほど時間も経っていないのに……>

 そう思いながらも和は再び缶ビールに口を付ける。
以下略



190:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:01:49.43 ID:LTcGETgD0
 

 唯「和ちゃん大好き」

 憂「私も和ちゃん大好きー」
以下略



191:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:06:52.21 ID:LTcGETgD0


 和<唯…憂……>

 二人の声に、和も感極まって涙を滲ませながら、愛おしげに二人をぎゅっと抱き締める。今度は姉妹が和の抱擁に少し息苦しさを感じたが、その息苦しさがむしろ、彼女を感じられてとても気持ち良かった。
以下略



192:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:08:20.66 ID:LTcGETgD0


 和「ん…んぅ……ん……ん」

 カーテンの隙間から陽が差してきたのとほぼ同じ位に、和は目が醒める。起きた瞬間、それ程ではないが特に右側の額からこめかみにかけて、今まで感じた事の無い痛みが奔る。これが二日酔いなのかな…と思いながらテーブルを見ているとビールやチューハイの缶が見た感じ十缶以上が無造作に転がっていた。
以下略



193:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:10:37.56 ID:LTcGETgD0



 そしてもう一つ、彼女の右側に寄り添う様に眠っている憂の存在に気付く。憂は無防備と言っても良い様な安心しきった様子で、すやすやと寝息を立てていた。

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194:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:12:43.82 ID:LTcGETgD0


 和「あっそうだ。唯が私と憂にタオルを掛けてくれたの?」

 唯「うん。そうだよ。私が最後まで起きていたから、あっ和ちゃん暑かったかな?」
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195:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:14:23.46 ID:LTcGETgD0


 唯は和の飲み終えたコップを受け取ると、代わりに彼女に湯呑を差し出す。

 和「こ、これはお茶?」
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196:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:17:07.06 ID:LTcGETgD0


 和は唯に飲み終えた湯呑みを手渡しながら、少し意外そうな顔で言う。

 唯「えへへ…和ちゃんがたまに飲んでるって聞いて、試しに前にお酒を飲んだ時に飲んだらとっても美味しかったんだ。だから、特にお酒を飲んだ後とかに飲んでるんだよ」
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197:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 02:20:45.62 ID:LTcGETgD0


 唯「和ちゃんがそう言ってくれるのは嬉しいよ。でもね、和ちゃん……」

 唯の声は次第に震えだし、目からぽろぽろ泪が零れ落ちる。
以下略



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